二葉神明町会ワークショップ

更新日:平成21年11月16日

11月15日(日)二葉神明町会で約60人もの方が参加され避難誘導ワークショップが行われました。二葉神明町会は、非常に防災意識の高い町会でワークショップは今回で4回目になります。

第1部は、要援護者を車椅子で町会会館から避難所である大間窪小学校まで誘導する訓練を行いました。今回は誘導中の危険な箇所を確認するだけでなく、要援護者側の視点も理解できるように、車椅子に乗る要援護者を途中交代にしました。多くの人が助ける側と助けられる側双方の立場で避難方法を確認し、よりよい避難方法を検討しました。

検討会では、
「神社の鳥居と石柱はどの程度の地震まで耐えられるのか。」
「空き地は有効利用できないだろうか。」
「車椅子は、後ろ向きからでないと段差を上るのが大変。」
「車椅子で後ろ向きに押されるのは、意外と怖い。」等の意見がでました。
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第2部では、AED操作訓練と仮設トイレ組み立て訓練を行いました。
AEDとは、「突然心臓が止まって倒れてしまった人」の心臓のリズムを、心臓に電気ショックを与えることにより再び正しいリズムに戻し、蘇生するための治療機器です。公共施設や駅など不特定多数の人が出入りする場所に設置されています。

AED操作訓練では荏原消防署の方に説明を聞き、実際の現場さながらのデモンストレーションをしていただきました。その後参加者全員が2人1組になり、発見してから実際の操作までの訓練をしました。参加者が参加者の実演を見ながら、質問したり話し合いをした内容を、消防署の方に確認するなど参加者同士の中で習得していく場面もありました。

仮設トイレ組み立て訓練でも始めは悪戦苦闘していましたが、徐々に参加者が工夫し素早く組み立てることができるようになりました。

ここでは、
「AEDの設置表示がわかりにくい。」
「AEDの操作に行く前の周りの方への協力を忘れがちになる。」
「仮設トイレはもう少し簡易に組み立てできる方がよい。」等意見がでました。
いずれも参加者が積極的に質問したりアイデアを出したり、町会全体の防災意識の高さを改めて感じました。

最後は、町会会館でアルファ化米の炊き出し訓練を行い全ての訓練を終了しました。
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