災害時要援護者避難誘導ワークショップ(豊1・豊2合同)

更新日:平成23年11月8日

11月6日、豊町1丁目町会と豊町2丁目親和会が、災害時要援護者避難誘導ワークショップをしました。これは、もともと3月に行う予定でしたが、東日本大震災の影響で実施が延期されていたものです。

朝9時それぞれの町会をリヤカーに要援護者役の町会員を乗せて出発。町内を回って学校避難所に指定されている戸越小学校へ到着し、町の危険箇所や要援護者の支援方法などを検証しました。

豊町1丁目町会

豊町1丁目町会は、防災部・婦人部、民生委員などおよそ20人が参加しました。

初めてのワークショップとあって、皆さん、準備会から積極的に取り組みました。

要援護者の搬送には、リヤカーと車椅子を使用し、乗る役も順番に体験。戸越銀座通りから戸越小学校まで、町内をジグザグに走行しました。また、途中新しい防災広場公園の予定地に立ち寄り、かまどやマンホールトイレの位置なども確認してきました。

町内を巡っていると、まず、走行を妨げるものとして、放置自転車、植木鉢、ごみなどがあることがわかりました。
商店街など人通りが多いと想定される場所もありました。
また、災害が起こったら瓦屋根、商店街の街路灯、ブロック塀など、倒壊が心配されるものも見つかりました。

坂が多い豊町1丁目では「リヤカーに人を乗せるときはタイヤより後ろに乗せると安定する。坂を登るときはロープを使用する」「車椅子で段差を越えるときは後ろ向きで」など参加者が知恵を出し合い、要援護者支援の工夫が提案されました。

避難誘導訓練の様子

避難誘導ワークショップ(豊1)2避難誘導ワークショップ(豊1)3避難誘導ワークショップ(豊1)4避難誘導ワークショップ(豊1)7

検討会・発表会の様子

避難誘導ワークショップ(豊1)検討1避難誘導ワークショップ(豊1)検討2避難誘導ワークショップ(豊1)発表1避難誘導ワークショップ(豊1)発表2

豊町2丁目親和会

豊町2丁目親和会からは、町会役員などおよそ25人が参加しました。

豊町2丁目は、しながわ中央公園の西側から戸越公園までの広い町会です。ほとんどが住宅街ですが、町内を品鶴線や東急線が走っています。
そこで、まず、線路のガード下をくぐって要援護者の自宅へ迎えに行き、狭い道と比較的広い道路を体験して戸越小学校まで行くコースを選びました。

全体としてまず感じたことは、ブロック塀、大谷石の塀、自動販売機の倒壊の危険。また、電信柱が意外と多く、トランスなどが落下することもあり得るという心配です。
改めて町内を巡ってみると、無人のアパートがあったり、材木屋さんの板材や塗装屋さんの脚立など、ひとたび大地震があれば倒れて道をふさぐものも見つかりました。しかし一方で、脚立などは担架の代わりにも使えるのではないかというアイデアもでました。

狭い道では火災の危険性もありますが、現状では逃げ道がありません。また、大地震が起きてガードが崩れたときのために迂回路を考えておく必要があることも再認識できました。

避難誘導訓練の様子

避難誘導ワークショップ(豊2)1避難誘導ワークショップ(豊2)2避難誘導ワークショップ(豊2)3避難誘導ワークショップ(豊2)4

検討会・発表会の様子

避難誘導ワークショップ(豊2)検討1避難誘導ワークショップ(豊2)検討2避難誘導ワークショップ(豊2)検討3避難誘導ワークショップ(豊2)検討4
お問い合わせ

荏原第五地域センター
 電話:03-3785-2000
 FAX:03-3785-2016