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荏原第五地区委員会 研修報告

更新日:2014年3月10日

3月8日・9日、荏原第五地区委員会の研修会が行われ、福島県・茨城県の被災地にて体験談を伺い、現状を視察しました。

東日本大震災から3年。子どもたちに災害の怖さや減災の取り組みを伝えられるようにと、委員33名が参加しました。
大洗水族館でお話を伺う

小名浜漁港 丸克商店で、津波の被害状況を聞く

まずは、福島県の小名浜に向かいました。
現在の小名浜漁港は活気がありますが、津波はトンネル半分くらいまで押し寄せたとのこと。

昼食のため訪れた丸克商店は、160センチメートル程の高さまで津波が押し寄せ、1階部分が壊滅してしまったそうです。
当時の写真をまとめた資料も見せていただき、被害の大きさがしのばれました。
丸克商店被災状況の解説津波の高さ資料をバスで確認

塩矢崎 山六本店で、震災時の体験談を聞く

さらに北上し、次は美空ひばりの碑がある塩矢崎へと向かいました。

道中、福島県で一番津波の被害が大きかった薄磯地区を車窓から視察。
壊れた中学校、流されて土台だけ残った家など、目の当たりにすると、現実の厳しさが実感されました。
薄磯地区の様子薄磯地区の様子2周りだけ流された監視塔
山六本店では、現地の方の体験談を聞かせていただきました。

「津波の水は黒く、辺り一面では火事も起きていた。津波は陸で渦を巻き、2階部分が流され続けていた」と、言葉の一つ一つから、当時の恐ろしい状況が思い起こされました。
また、「津波の早さはF1レースなみ。10センチメートル程の高さでも足をすくわれ、流されると壊れた家や電信柱に激突して気を失い、命を失う。もし海辺で大きな地震が来たらすぐ逃げてください」と、体験者ならではのお話を伺いました。

この地区では150人もの方が亡くなっています。今は穏やかな海を見ていると、お話の内容が信じられませんでした。
ようやく高台移転が決まり、この地域は緑地になるそうですが、店主の方は前向きにまちづくりに取り組んでおられ、「ぜひまた来てくださいね」と笑顔で見送ってくれました。
山六本店塩矢崎の穏やかな海

茨城県 大洗水族館で、震災時の体験談を聞く

翌日は、茨城県のアクアワールド大洗水族館へ向かい、水族館の課長さんのお話を伺いました。

地震当日は、水族館の入場者が車で帰宅しようとして道路が渋滞になったこと、電気が止まって水槽の維持が大変だったことなどをお話しいただきました。
飼育員さんのご努力で、飼育されている魚などは今は震災前の90%に戻ったとのこと。
一時は減った入場者も今年は100万人を突破して、入り口に垂れ幕が下げられていました。
3月11日には、大地震を想定した訓練を実施する予定だそうです。
大洗水族館課長よりお話を伺うメモをとる地区委員さん写真資料を閲覧する
震災後、初めて福島の地を踏んだという方も多く、テレビで見聞きする以上の光景と体験談に、大変衝撃を受けていました。
震災の恐ろしさと、復興を目指す地元の皆さんの前向きな姿勢とを教えていただいた、非常に貴重で有意義な研修会となりました。

荏原第五地区委員会では、今回学んだことを子ども達に伝えようと、来週16日に「防災体験教室」を実施します。
しながわ中央公園暫定広場を会場に10時から開場しますので、興味のある方は是非お越しください。
お問い合わせ

荏原第五地域センター
 電話:03-3785-2000
 FAX:03-3785-2016