大崎第二地区で防災研修会「コロナ禍での避難所運営を考える~在宅避難のススメ~」を開催

更新日:令和2年11月9日

大崎第二地区防災協議会の防災研修会が令和2年10月30日(金)に開催されました。

 今回の防災研修会のテーマは「コロナ禍での避難所運営を考える~在宅避難のススメ~」です。大崎第二地区防災協議会の会員28人が参加しました。
 講師を務めたのは株式会社サイエンスクラフトの元谷豊氏。同氏は、しながわ防災学校(防災区民組織、事業者、区民のみなさまのための学校)の講師も務められております。

 コロナ禍での避難所運営では、「感染しない工夫!」「感染症対策をしながらの対応!」が重要とのお話がありました。具体的には、検温・問診による避難者の振り分けや感染予防のためのレイアウト、消毒やごみ処理など衛生管理の徹底等です。受講者の皆さんは、災害時に実際に避難所の運営をすることを想定しながら、講師の話に真剣に耳を傾けている様子でした。

 個人ワークでは、在宅避難に必要な備蓄について考えました。講師からは、在宅避難の場合7日分の備蓄が望ましいと説明がありました。受講者の皆さんは、自身の家族構成等を考慮しながら、各自必要な食べ物の量や簡易トイレの数を計算していました。今回、自宅の備蓄が足りていると回答したのはわずか1人でした。実際に必要な備蓄量を把握できたことで、備蓄や在宅避難に対する皆さんの意識が高まったのではないでしょうか。

 研修後のアンケートには、「コロナ禍での災害のデータはまだ少ないため、理想的な避難所の運営は大変難しいと感じる。」、「避難者も運営者であるという意識が重要だと思った。」、「準備はしてもしすぎることはない。」というご意見がありました。今回の研修会は、コロナ禍での避難所運営の課題や対策を学ぶとともに、自身の備えの重要性を知る機会となったようです。


 
お問い合わせ

大崎第二地域センター
 電話:03-3492-2000
 FAX:03-3492-2095

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