品川第一地区総合防災訓練

更新日:平成26年1月21日

平成25年10月13日(日)、品川学園にて、品川区防災協議会品川第一地区協議会主催の品川第一地区総合防災訓練が開催されました。総合防災訓練は、「自分たちの町は自分たちで守る」という町ぐるみの防災意識の高揚と、配備されている防災資機材について、使用技術の向上を図るという、「自助・共助」の強化を図るための訓練です。当日は品川第一地区の全ての町会自治会が参加し、関係者を含めると過去最大の1,482名の参加者数となり、地域の皆さんの防災意識の高さを示すものとなりました。

 今回の訓練では、これまでの初期消火訓練・災害対応訓練・救出救護訓練に加えて、新たな訓練項目として「スタンドパイプ操作訓練」と「合同火災演習」を実施しました。

 「スタンドパイプ」とは、路上消火栓に直接つなぐことで放水が可能になるもので、初期消火活動に際して有効な手段の一つです。訓練では模擬の路上消火栓を使用し、実際に操作することで、スタンドパイプに慣れることができました。

 「合同火災演習」では、地域住民・消防団・消防署の三者が連携して、消火および救出救護活動を実演し、訓練参加者がその活動を見学しました。この合同火災演習の消火活動では、消火器を東品川7棟自治会、D級ポンプを東品川一・三町会、C級ポンプを洌崎町会の方々が担当し、見事な消火活動を披露しました。

 続いての救出活動では、品川消防署の消防隊員が「応急ハシゴ」という救出器具を使用して、品川学園の2階から逃げ遅れた人がいるという想定のもと救出訓練を実演しました。救出された人は、引き続き品川消防団の団員が救護所まで搬送し、心肺蘇生法を行い、救護訓練を披露しました。

 この演習を通じて、総合防災訓練の中で行った各種訓練が、実際の災害現場でどのように活用できるのかということを、訓練参加者が理解することができました。

 また一斉放水訓練には、今回初めて品川学園の生徒で構成されたポンプ隊の2隊が参加し放水活動を実施しました。見事な放水に見学者から歓声と大きな拍手が送られました。
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