麻しん(はしか)にご注意

更新日:令和6年3月15日

麻しんの流行状況

令和6年2月下旬から都内および他自治体において麻しん患者の発生が増加傾向にあります。

※麻しんにかからないためには、予防接種が有効です。
  定期の予防接種のお知らせが届いたら、早めに接種することをお勧めします。
※発熱、発疹等の症状があったら、早めに医療機関を受診しましょう。

 なお、受診の際には麻しんの可能性があることを前もって電話で告げ、必ずマスクを着用して受診しましょう。

東京都感染症情報センター(麻しん Measles)(別ウィンドウ表示)

厚生労働省(麻しんについて)(別ウィンドウ表示)


麻しん(はしか)とは

  • 麻しん(はしか)は、麻しんウイルスによって引き起こされる感染症で、発熱や咳、鼻水、発疹といった症状が現れます。

  • 麻しんウイルスは非常に感染力が強く、空気感染、飛沫感染、接触感染など、さまざまな経路で感染し、免疫を持たない人が感染すると、90%以上の人が発症します。

  • 一般的に小児に多い感染症として知られていますが、最近では、成人の感染者が増加しています。

  • 麻しん(はしか)は例年、春から初夏にかけて流行の最盛期をむかえることから感染の拡大に一層の注意が必要です。

  • 潜伏期間は10~12日(最大21日間)で、発症した人が周囲に感染させる期間は、発疹が出現する4日前から発疹出現後4~5日程度です。

  • 渡航前には必ず麻しんの予防接種を確認し、未罹患、未接種の場合は、予防接種後に渡航を予定してください。

麻しん(はしか)の症状

  • 初めは、鼻水や咳、38℃をこえる発熱など風邪のような症状で発症し、目やにが出たり、目が赤くなることもあります。

  • 口の中のほほの内側の粘膜に、白い斑点(コプリック斑)が出ます。

  • 熱はいったん下がりますが、再び高熱が出るのと同時に、耳の後ろ、首、顔に発疹が出て全身に広がります。高熱は1週間くらい続きます。

  • 学校保健安全法では、第二種の学校感染症に分類され、解熱した後3日を経過するまで、出席停止の対象となっています。

麻しん(はしか)の予防方法

  • 麻しん発症後の特効薬はないため、予防接種が非常に重要です。
    本人のためだけでなく、周りの人に感染をさせないためにも予防接種を受けましょう。

  • MR(麻しん風しん混合ワクチン)定期予防接種(区市町村長が行わなければならない予防接種)対象のお子様へは、接種票をお送りしております。
    対象年齢にあたる場合は接種しましょう。

  • 定期接種対象外の方で、麻しんに罹患したことがなく、かつ、麻しんの予防接種を必要回数である2回接種していない場合には、予防接種を十分ご検討ください。

  • 患者との接触から72時間以内であれば、麻しんワクチンの接種により発病を予防できる可能性があります。

麻しん(はしか)の予防接種対象者

定期対象年齢
MRワクチン
 第1期:1歳~2歳未満
     (1歳になったら、早めに受けましょう)
 第2期:小学校就学前1年
     (小学校入学前の年の4月1日~入学する年の3月31日まで)

任意予防接種
MRワクチン
 2歳から19歳未満でMRワクチンの定期予防接種が受けられなかった方への助成制度があります。

※詳細については、下記のURLを参照してください。
麻しん・風しんワクチン任意接種費用の全額助成
お問い合わせ

品川区保健所保健予防課
 電話:03-5742-9152(予防接種について)
 電話:03-5742-7836(感染について)
 FAX:03-5742-9158