ダニのことを知ろう

更新日:令和3年4月1日

人の生活するところには必ずダニはいるもの。根絶してやるなどと思うより、いかにして大量発生させず、ダニの数を少なくする工夫をするほうが現実的です。

ごく一部のダニが人間の敵

ダニはクモの仲間で、確認されたものだけでも二万種以上いると言われています。人間に被害を与えるのはそのうちのほんの一部の種類で、大多数のダニは自然の中で物が朽ちおちて分解していく過程を助けるなどの役に立っています。その中で、屋内で繁殖し人に悪さをするダニには次のようなものが知られています。
  コナダニ類(梅雨時等に畳や食品に大量発生する)
  ヒョウヒダニ(アレルギー症状を引き起こす)
  ツメダニ(人を刺す)
  ヒゼンダニ(皮ふにもぐり込みかいせん症を起こす)

ダニの好きな環境は?

ダニについての苦情や相談が保健所に多く寄せられるようになるのは梅雨の頃です。温度や湿度がダニの発生の条件になるのが分かりますが、その他にもダニが発生するにはいくつかの条件があります。
湿度・温度が適当であること
温度:20~30℃ 相対湿度:60~80% 6月から9月頃に相当します。
エサが豊富にあること
ふけ・ほこり・カビ・食べこぼしなど、人が生活している所ならばどこにでもあるものがエサになります。
隠れる(産卵する)場所があること
じゅうたん・ふとん・たたみ・ぬいぐるみなど、ダニの潜りやすい素材でできた寝具や床材が隠れ場所です。

 私たちの生活の快適性を失うことなくダニの繁殖できる条件をなくせばダニの増殖を防げます。
お問い合わせ

品川区保健所生活衛生課環境衛生担当
電話:03-5742-9138
FAX:03-5742-9104