「地域でのボランティア活動を通じて地元を見つめ直そう」というテーマのもと、昨年に引き続き、地域清掃と綱引き大会を実施しました。
今回も、管内にある小山小学校、後地小学校、平塚小学校、小山台小学校全4校のＰＴＡと募集方法や運営など様々な面で連携し、200人あまりの参加者を集める大規模な事業となりました。
また、サプライズゲストとして、昨年ご参加いただいたヤクルトスワローズ、五十嵐亮太選手に加え、チームメイトであり北京五輪・野球日本代表キャプテンであった宮本慎也選手にもご参加いただきました。

午前8時45分に各小学校に集合し、綱引き大会の会場となる平塚小学校まで、それぞれ設定したコースの清掃を開始しました。
今回は特に10月から変更になったゴミの出し方を子供達にわかりやすく知ってもらうために、ゴミ袋を「燃やす、陶器・ガラス・金属、資源」の3種類に分けて用意しました。
子供達は、熱心にゴミを探し、一緒に清掃していた両選手から激励の声をかけられると、より一層張り切ってゴミを拾っていました。
植え込みの中や建物の間など、隅々までゴミを探している姿は、自分達の手で街が綺麗になっていく喜びを肌で感じているようでした。

清掃終了後、平塚小学校で4校対抗の綱引き大会を行いました。
開会式では、荏原第一地区委員会会長、荏原第一地域センター所長が挨拶し、実行委員長がルールと流れの説明を行いました。
競技が始まると、子供達は優勝目指して一生懸命綱を引き、審判として参加していただいた五十嵐選手、宮本選手の応援に、より一層闘志をかきたてていました。
決勝戦では、選手2人も綱引きに参加していただき、会場のボルテージは最高潮に達し、この日一番の盛り上がりを見せました。

競技終了後、両選手による投球のデモンストレーションを行い、子供達は間近で見るプロの投げる球の速さ、力強さにくぎづけになっていました。
さらに、即興で宮本選手が他チームの投手の投球動作のまねをして、それが誰かを当てるというゲームをしたところ、すぐに正解が出て、野球のプロである2人も子供達の知識の豊富さには大変驚いていました。

その後、各校から代表6人を選び、両選手とキャッチボールを行い、ワンポイントアドバイスをもらった後、表彰式を行い、2人から1位、2位、3位チームの代表者に握手と共に景品を渡し、各校毎に五十嵐選手、宮本選手との記念撮影を行い、盛況のうちに事業が終了しました。


プロ野球選手2人のゲスト参加ということもあり、昨年以上に子供達にボランティアの楽しさや、大切さを伝えることができたと共に、「本物」との出会いが触れ合った子供達の将来に大きな影響を与えてくれるであろう事業となりました。