ヒアリ・アカカミアリについて

ヒアリかもしれないアリを見つけたら

これまで品川区内でヒアリ・アカカミアリが見つかっているのは、大井ふ頭・品川ふ頭のコンテナヤード周辺に限定されています。一般の地域で見つかった例はありませんので、必要以上のご心配はいりませんが、もしもご自宅や事務所などでヒアリかもしれないアリを見つけたら、下記のことをご確認ください。

1.色は赤っぽく、ツヤがある。
2.腹部(お尻の部分)の色は暗めの色
3.大きさは2.5ミリメートル~6ミリメートルでさまざまな大きさのアリが混在する

   ヒアリ(出展:環境省ホームページより)

ヒアリの生態や見分け方、対処方法等のご質問については、下記の環境省「チャットボットによる相談」もご利用ください。
「ヒアリに関するお問い合わせ」のページ内に専用ウインドウが表示され、生物多様性キャラクターの「アリー」による自動応答が開始されます。

ヒアリについてはこちら(別ウィンドウ表示)

受付日時:24時間、365日ご利用いただけます。

上記1~3のすべてに該当するアリを発見した場合は、下記のとおり、(1)駆除 → (2)相談窓口への連絡 を行ってください。

(1)駆除

・アリが少数の場合は、熱湯や市販の殺虫剤等で殺虫してください。死がいは素手でさわらないようにしてください。
アリの集団や巣をみつけた場合は、巣をつついたり、殺虫剤をかける等の刺激を与えないでください。

(2)相談窓口

区役所環境課、もしくは下記の環境省「ヒアリ専用ダイヤル」までご相談ください。
区役所では、ヒアリの疑いがあるかどうかの確認を行い、疑いがあった場合には詳細な確認を環境省に依頼します。

【ヒアリ専用ダイヤル】 (電話番号)0570-046-110、 IP電話からは:06-7634-7300

 受付時間:午前9時~午後5時(ただし12月29日~1月3日を除く)

 ※通話料は発信者の負担になります。
 ※万一、刺されたときは、症状がある場合はお近くの病院にご相談ください。


ヒアリについて

ヒアリ(Solenopsis invicta)は、南アメリカ原産の特定外来生物です。

腹部に毒針があり、刺されるとアルカロイド系の強い毒による痛みやかゆみ、発熱、じんましん、激しい動悸等の症状が引き起こされます。アレルギー性のショックで昏睡状態に陥ることもあります。刺されたら医療機関を受診してください。

  【国内における確認状況】
・平成29年5月26日、国内で初めて兵庫県で発見された。

【生態:生息地など】
・公園や農耕地などやや開けた場所に営巣する。
・食性は雑食性で、節足動物、トカゲなどの小型脊椎動物、甘露、樹液、花蜜、種子など。
・極めて攻撃的で、節足動物のほか爬虫類、小型哺乳類をも集団で攻撃し、捕食することで知られる。

【形態:大きさや特徴】
・体長2~6ミリメートル。・主に赤茶色。・体色は赤褐色、腹部が暗色。

(環境省ホームページ、東京都環境局ホームページより)

 

アリグモについて

ヒアリではないかとの問い合わせのうち、アリグモが持ち込まれる場合が多くあります。
アリグモはアリによく似たクモで、糸を出す・跳ねるなどのクモの動きをしますが、一番前の一対の脚を持ち上げていてアリの触覚のように見えることもあります。

脚の付け根の数が4対(8本)であれば、アリ(脚は3対(6本))ではなくクモです。
   アリグモ写真アリグモのメス

アカカミアリについて

アカカミアリ(Solenopsis geminata)は、アメリカ合衆国南部から中米原産の特定外来生物です。

刺されるとアルカロイド系の毒による非常に激しい痛みを覚え、水疱状に腫れるとされています。ヒアリに比べると毒は弱いといわれていますが、刺されたら医療機関を受診してください。

 【国内における確認状況】
・東京都では硫黄島、青海ふ頭で見つかっている。
・国内では、他に沖縄本島、南鳥島、伊江島、兵庫県、愛知県、大阪府、山口県でも見つかっている。

【生態:生息地など】
・営巣できる土壌のある、裸地や草地等の開けた場所に生息する。
・食性は雑食性で、甘露、草の種子のほか、小型節足動物も捕食する。

【形態:大きさや特徴】
・体長3~5ミリメートル(体長とは足の長さは除く、頭部の先から腹部の先までの長さ)。
・体色は赤褐色で頭部は褐色のアリ。働きアリは多型を示す。