わかりやすい建築のてびき
マイホームを建てたり、購入したりすることは人生のうちで、そう何度も経験することではありません。建築物は、私たちの社会生活の中で非常に大きな関わりを持っており、健康で文化的な社会生活を送る上で大切な基盤となるものです。
マイホームの新築や改修などにあたっては、資金の問題、どのような建築物を建築するか、工事業者はどこに依頼するかなど、さまざまな問題に直面されることでしょう。
そして、建築物を建築する際に避けて通れないものに建築関係法規があります。建築物は私たちにとって大変身近な存在ですが、その関係法規は複雑で、基礎的な知識を持ち合わせていないとなかなか理解しにくいものです。
しかし、この家づくりのルールを守っていくことが、皆さん自身の生命を守り、住みよいまち、災害に強いまちをつくっていく上で非常に大切なことと考えます。
また、近年では、長い世代が住み続けられる長期優良住宅や環境に配慮した省エネルギー型の住宅の普及促進に向けた取り組みも進められており、建築の際に、様々な税の優遇措置が受けられるものもあります。
このてびきの内容は、皆さんがマイホームを建築する際に、建築基準法などで最小限知っておきたいこと、また建築時の税の優遇措置等の情報をまとめたものです。実際の設計や施工にあたっては、専門業者さんと打ち合わせをしながら進めていくことになると思いますが、建築関係法規とは概ねどのようなものかということを理解していただければと思います。
そして、このてびきが皆さんの、安全で住みよいマイホームづくり、まちづくりに役立てば幸いです。
なお、さらに詳しいことについてお知りになりたい場合は、区の建築課に相談してください。
令和元年10月
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- 「住宅用火災警報器」の設置について
- あなたの土地にどの程度の家を建てることができるのか
- その他の高さ制限
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- マイホームを建てるにあたって
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- 主な問い合わせ先一覧表
- 住宅瑕疵担保履行法について
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- 土地や建築物の購入について
- 地盤の液状化の可能性を調べましょう
- 契約は必ず文書で
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- 建築協定について
- 建築物のバリアフリー等について
- 建築確認申請前に行っていただく主な手続
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- 建築計画を円滑に進めるために
- 建蔽率
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- 新防火区域(東京都建築安全条例第7条の3)
- 日影規制
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- 用途地域等指定図
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- 確認済証は大切に
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- 計画する敷地に接して「がけ」がある場合
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- 高度地区