女性の健康

更新日:令和5年9月20日

女性のライフステージと健康上の問題

 女性のからだは、女性ホルモンの変化によって大きく影響を受け、思春期、成熟期、更年期、老年期と、そのホルモン状態によって、また、結婚や育児などのライフステージによって男性とは異なった心身の変化をしています。
 家事、仕事、子育て、介護などで日々忙しくしていると、自分のことを後回しにしがちですが、自分のからだについて正しい知識を持ち、からだからのサインを見逃さないようにすることが大切です。
 何か困った症状があったときにだけ病院にかかるのではなく、病気の予防・早期発見のために健診・検診を受け、食生活・運動・メンタルケアの習慣を身につけましょう。
 生涯を通じて充実した人生を送るために、自分のからだとこころに関心を持ち、より自分らしい素敵なライフスタイルを築いていきましょう。

              
   
   ※背景の折れ線グラフは女性ホルモンのレベル(概念)を表します
   (厚生労働省研究班監修)女性の健康推進室 ウェルネスラボより抜粋

若い女性の方へ「若い頃のやせすぎが及ぼす影響」

やせすぎてはいませんか

  若い女性の「やせ」が問題になっています。過激なダイエットで食事を抜いたり、必要な栄養を取らないでい
たりすると、貧血や無月経、不整脈や摂食障害、更年期以降に骨粗しょう症になるなど多くの健康問題のリスク
を高めます。妊婦の低栄養による胎児への影響(将来、高血圧や糖尿病などにかかる可能性が高い)も指摘され
ています。また、栄養不足により、お肌も乾燥して、美容への影響も出てきます。

  *BMIをチェックしてみましょう*
   【体重(キログラム)÷身長(メートル)÷身長(メートル)】が18.4以下はやせ過ぎです。
        18.5から25までが正常範囲です。22前後の適正体重を心がけましょう。

            

ごぞんじですか たばこの影響

たばこの影響について

 喫煙は、肺がんをはじめとした多くのがんや虚血性心疾患、脳血管疾患、COPD(慢性閉塞性肺疾患)など多く
の疾病への影響があります。吸っている自分だけではなく、周囲の受動喫煙や、生まれてくる子どもにも影響があ
ります。あなたのため、みんなの健康のために、禁煙のことも知ってみませんか。

  
【喫煙について】
  TOKYO#女子けんこう部(東京都保健医療局)(別ウインドウ表示)
  喫煙と健康問題について簡単に理解したい方のために(Q&A)(厚生労働省)(別ウインドウ表示)

【禁煙サポート】 

  品川区禁煙外来治療費助成金交付事業について
   品川区では、禁煙外来治療費助成金交付事業を実施しています。
  助成金を利用する際、受診する前に申請登録が必要になります。要件や手続きをご確認ください。 

  品川区禁煙外来治療費助成金交付事業
  禁煙支援 e-ヘルスネット(厚生労働省)(別ウインドウ表示)


    

女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量の変化により心身の不調が生じます

女性に多い骨粗しょう症を予防しましょう

 骨粗鬆症とは骨自体がもろくなる状態で、老化が原因となるものや女性では閉経によるものなどがあります。
エストロゲンには骨を丈夫にする働きもあります。骨粗鬆症で本当に怖いのは、何かにぶつかったり、転んだりした拍子に骨折してしまうことです。骨折しやすい場所は、おもに腰椎と大腿骨骨頭の骨で、腰痛や寝たきりの原因ともなります。骨粗鬆症はレントゲン撮影や全身の骨密度を測ることによって診断されます。骨粗鬆症を予防するためには、カルシウムの摂取とビタミンDを体内で合成するために必要な日光浴に加えて、ウォーキングや筋力トレーニングなど、骨に刺激が加わる運動が推奨されます。

   

 
【骨粗しょう症予防のための運動】
  e-ヘルスネット(厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト)(別ウインドウ表示)
  品川・荏原健康センターのご案内(別ウインドウ表示)
【食事について】
  みんなの食育・世代別トピックス女性編(農林水産省)(別ウインドウ表示)
  あなたの食事のワンポイントアドバイス(品川区)

脂質異常症について

 血液中の善玉コレステロール(LDL)などが増加した状態のことです。心疾患や脳血管疾患の原因となり動脈硬化を引き起こします。エストロゲンにはLDLの増加を抑制する働きがあります。このため、更年期以降はLDL値が上昇する傾向があります。閉経とともに女性ホルモンが失われることで、女性も内臓脂肪が蓄積されるようになって、男性型の肥満となり、メタボリック症候群のリスクが上がります。
 食事や運動などの生活習慣の見直しで改善しない場合、薬による治療が必要になる場合もあります。

更年期障害について

 エストロゲンの減少に適応できず、心身の不調をきたす場合があります。
 急に起こるのぼせや発汗、不眠、憂うつ、皮膚のかゆみなど様々な症状があります。
 症状が日常生活に支障をきたすような場合は、婦人科など専門医に相談しましょう。

 
 更年期障害について詳しくは、下記リンクをご参照ください。
  女性の健康推進室ヘルスケアラボ(厚生労働省監修)(別ウインドウ表示)
  女性のための健康ホットライン(東京都)(別ウインドウ表示)
  品川区「こころの健康相談」(別ウインドウ表示)
 更年期障害のチェック
  更年期障害のセルフチェックは、下記リンクをご参照ください。
  女性の健康推進室ヘルスケアラボ(厚生労働省研究班東京大学医学部藤井班監修)(別ウインドウ表示)

   

2人に1人ががんになる時代~女性特有のがん検診について~

子宮頸がん検診を受けましょう

 子宮頸がんは罹患する人(かかる人)が日本の女性のがんの中でも比較的多く、また30~40歳代の女性で
近年増加傾向にあります。早期発見、早期治療で大切な命を守るために、20歳以上の女性は2年に1度定期的
に子宮がん検診を受診し、「異常あり」「精密検査の必要がある」といった結果を受け取った場合には必ず
精密検査を受けましょう。

乳がん検診を受けましょう

 乳がんは罹患する人(かかる人)が日本の女性のがんの中でも多く、がんによる死亡原因の上位に位置する
がんです。早期発見、早期治療で大切な命を守るために、40歳以上の女性は2年に1度定期的に乳がん検診を
受診し、「異常あり」「精密検査の必要がある」といった結果を受け取った場合には必ず精密検査を受けまし
ょう。

 ※肺がん検診、大腸がん検診、胃がん検診も受けましょう。


 ・品川区がん検診、がんに関することに特化した品川区のホームページ)
   品川区がん情報(別ウインドウ表示)
 
 ・子宮頸がんについて詳しくは、下記リンクをご参照ください。
   女性の健康推進室 ヘルスケアラボ(厚生労働省監修)(別ウインドウ表示)
   
 ・乳がんについて詳しくは、下記リンクをご参照ください。
   女性の健康推進室 ヘルスケアラボ(厚生労働省監修)(別ウインドウ表示)
   

お問い合わせ

<がん検診・各種健診(検診)についてのお問い合わせ>
健康課 電話:03-5742-6743 FAX:03-5742-6883

<その他のお問い合わせ>
品川保健センター 電話:03-3474-2000 FAX:03-3474-2034
大井保健センター 電話:03-3772-2666 FAX:03-3474-2570
荏原保健センター 電話:03-3788-2000 FAX:03-3788-7900