ユニバーサルデザイン普及啓発

更新日:平成31年2月27日

ユニバーサルデザインとは

ユニバーサルデザインとは、「年齢、性別、人種、個人の能力にかかわらず、はじめからすべての人ができる限り利用可能なように製品や建物、環境をデザインする」という利用者本位の考え方に基づくデザインで、ハード面での施設の整備からソフト面での対策までをも含む概念です。

ユニバーサルデザインの基本となる考え方で、アメリカの建築家で、ノースカロライナ州立大学ユニバーサルデザインセンター所長を務めたロナルド・メイス教授などが提唱した以下の7原則があります。

  1. 誰にでも公平に利用できること
    エレベーター、エスカレーター、階段の手すり、公衆電話機の高さなど
  2. 使う上で自由度が高いこと
    多目的トイレ、左利きでも使える道具など
  3. 使い方が簡単ですぐわかること
    わかりやすい言い回し、サイン、押しボタンなど
  4. 必要な情報がすぐに理解できること
    視覚や聴覚の障害があっても理解できる情報など
  5. うっかりミスや危険につながらないデザインであること
    ホームドア、ノンステップバス、誤進入防止ブザーなど
  6. 無理な姿勢をとることなく、少ない力でも楽に使用できること
    レバー式水道栓、大きな押しボタンなど
  7. アクセスしやすいスペースと大きさを確保すること
    車いすで乗れる車、乗降しやすい駐車スペースなど

区では「品川区地域福祉計画」において、ユニバーサルデザインの普及啓発を掲げており、区が進める「おたがいさま運動」にも通ずる考え方になっています。

研修会実施

区では、職員、区民、事業者などがユニバーサルデザインに関する理解を深めるとともに、参画と協働により暮らしやすい地域づくりを進めていくことを目的とした研修会を実施しています。 
この研修は、ユニバーサルデザインに関する基礎知識や事例紹介などを通して、考え方やさまざまな取組みを知っていただくとともに、車いすや白杖などの体験を通して、当事者の立場から一人一人ができることを考えていただく機会にもなっています。
研修風景_車いすの体験をする男性研修風景_白杖体験をする女性山中小学校_白杖体験をする子ども山中小学校_車いす体験をする子ども
お問い合わせ

福祉計画課 地域包括ケア推進係
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