COPDという病気をご存じですか? 11月第3水曜日は「世界COPDデー」です
更新日:令和7年4月1日
毎年、11月の第3水曜日は「世界COPDデー」です(令和7年は11月19日)。
この機会にCOPDという病気について、ぜひ知ってください。
主な原因は喫煙といわれており、有害物質を長期間吸い込むことで、肺や気管支に炎症が起きてせきやたんが出るようになり、さらに進行すると呼吸しにくくなります。
日本国内の患者数は推定で530万人を超えるといわれていますが、治療を受けているのは約22万人で、95%以上の方が適切な治療を受けていないことになります。また、毎年1万人を超える方がCOPDで死亡しています。(出典:東京都保健医療局パンフレット「COPD」)
この機会にCOPDという病気について、ぜひ知ってください。
病気の原因について
COPDは、「慢性閉塞性肺疾患」という進行性の疾患です(「Chronic Obstructive Pulmonary Disease」の略)。主な原因は喫煙といわれており、有害物質を長期間吸い込むことで、肺や気管支に炎症が起きてせきやたんが出るようになり、さらに進行すると呼吸しにくくなります。
日本国内の患者数は推定で530万人を超えるといわれていますが、治療を受けているのは約22万人で、95%以上の方が適切な治療を受けていないことになります。また、毎年1万人を超える方がCOPDで死亡しています。(出典:東京都保健医療局パンフレット「COPD」)
症状について
以下の症状が長く続いていませんか?
・一日に何度もせきが出る
・息切れしやすい
・呼吸をするとゼイゼイ、ヒューヒューと音がする
・黄色や粘り気のあるたんが出る
いくつかの症状で思い当たる方は、COPDの可能性があります。早めに医療機関で診断を受け、適切な治療を受けることで、重症化を防ぐことができます。
早期発見について
COPDにより肺の炎症が進むと、肺胞という酸素を取り込むための組織が破壊されてしまいます。治療を行っても一度壊れた肺胞をもとに戻すことはできませんが、適切な薬物治療、日々の生活・運動習慣の改善等により、病気の進行を遅らせたり、症状を和らげることができます。そのため、早期発見することが大切なのです。
独立行政法人環境再生保全機構のホームページに、目安となる自己チェック表が載っていますので、参考にしてください。また、看護師等による電話相談も行っています。
独立行政法人環境再生保全機構のホームページに、目安となる自己チェック表が載っていますので、参考にしてください。また、看護師等による電話相談も行っています。
たばこはもうやめたので、COPDにはらない?
禁煙した方でも発症する可能性がなくなったわけではなく、喫煙歴が10年以上ある方は注意が必要です。また、現在喫煙している方は禁煙することで病気の進行をゆるやかにできます。品川区の取り組み
喫煙が主な原因の疾患であるCOPDの認知度向上のため、各種啓発を行っています
●パネル展示やチラシ配布毎年、5月31日の「世界禁煙デー」の前後に、品川区役所内でパネル展示およびチラシ配布を行っています。喫煙と健康影響等の観点から、COPDについても紹介しています。
●肺年齢測定会
年に数回、区施設などで、「スパイロメータ」という機器を使用した簡易な呼吸機能測定を実施しています。肺年齢と実年齢を比較することで、肺の健康状態をの目安を知ることができます。日程など詳しくはホームページ等で随時お知らせします。
禁煙治療を行う予定の方は、助成金制度が利用できます
品川区では、禁煙外来治療費助成金交付事業を実施しています。禁煙治療の開始前に申請が必要です。要件や手続きについてご確認ください。関連ホームページ(リンク)
COPDについて詳しく知りたい方は、こちらもご覧ください。
- 厚生労働省「スマート・ライフ・プロジェクト」(別ウィンドウ表示)
- 東京都保健医療局「とうきょう健康ステーション」(別ウィンドウ表示)
- 独立行政法人環境再生保全機構「慢性閉塞性肺疾患(COPD)基礎知識」(別ウィンドウ表示)
お問い合わせ
健康課 受動喫煙対策・公害保健係
電話:03-5742-7136
FAX:03-5742-6883