ワクチンで予防できる女性のがん(子宮頸がん)

更新日:令和6年3月15日

子宮頸がんとは

子宮の入り口付近、「子宮頸部」にできるがんをいいます。
 日本では年間約15,000人が子宮頸がんを発病し、約2,500人が死亡しているといわれており、女性特有のがんの中では乳がんに次いで第2位を占めています。特に20代から30代の若年層では増加傾向にあり、この年代で発症するすべてのがんの中で第1位となっています。

子宮頸がんの症状

初期には全く症状が無いことがほとんどで、自分で気づくことはできないことが多く、そのため、不正出血やおりものの増加、性交時の出血などに気がついたときには、がんが進行している場合もあるといわれています。

がんになる前や初期の子宮頸がん

ほとんどの場合、無症状

進行した子宮頸がん

  • 性交後出血
  • おりものの異常(茶褐色、黒褐色のおりものが増えるなど)
  • 不正出血(月経時以外の出血)
  • 下腹部や腰の痛みなど

子宮頸がんの原因

子宮頸がんは、発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV)の持続的な感染が原因となって発症するといわれています。粘膜の接触によって感染するウイルスで、多くの場合、性交渉によって感染すると考えられています。

 このウイルスに感染すること自体は特別なことではなく、すべての女性の約80%が一生に一度は感染していると報告があるほど、とてもありふれたウイルスです。また、感染しても自然に消えてしまうのが普通ですが、持続感染があると前がん病変(細胞に異常が生じている)から、がんへと進むことがあります。このため、性行動のあるすべての女性が子宮頸がんになる可能性を持っています。

子宮頸がんワクチン予防接種について

平成25年4月1日から、ヒトパピローマウイルス(子宮頸がん)ワクチンが定期予防接種となりました。

詳しくはこちらのワクチン接種についてのページをご覧ください。

お問い合わせ

品川区保健所 保健予防課
電話:03-5742-9152
FAX:03-5742-9158