品川区の特別支援教育

更新日:令和7年4月1日

 特別支援教育とは、障害のある幼児・児童・生徒の自立や社会参加に向けた主体的な取組を支援するという視点に立ち、幼児・児童・生徒一人一人の教育的ニーズを把握し、そのもてる力を高め、生活や学習上の困難を改善又は克服するため、適切な指導及び必要な支援を行うものです。

 本区では個別の教育的ニーズのある児童・生徒に対して、自立と社会参加を見据えて、その時点で教育的ニーズに最も的確に応える指導を提供できるよう、多様で柔軟な仕組みの整備を推進しています。

 本区の学校においては、特別支援学級(知的障害、病弱、自閉症・情緒障害等)の計画的な設置を進めてきました。さらには、通常の学級に在籍する児童・生徒が利用する通級指導学級(難聴、言語障害)や特別支援教室(発達障害)も展開し、発達の偏りに対する対応も含め、特別支援教育体制の充実を図っています。

就学相談

 すべての児童・生徒の教育を保障し、一人一人に応じた就学先を保護者と就学相談委員(医師、校長や保育・幼稚園長、教員、心理相談員等)で相談しながら決めていく就学相談を行っています。品川区電子申請サービスよりお申込みください。

就学相談の詳細についてはこちらから

学習支援員・学校生活支援員、発達障害教育支援員の配置

 通常の学級に在籍する個別の教育ニーズのある児童・生徒に対し、将来の社会参加や自立に向けた支援を行うことを目的に、業務受託者を通して学習支援員・学校生活支援員を配置しています。
 学習支援員は、発達障害等のある生徒の学習参加に困難がある場合の支援を行い、学校生活支援員は、児童・生徒の安全確保や身辺介助を行います。どちらの制度も、学校からの要請に応じて、教育委員会で判断して配置を行います。
 また、発達障害等のある児童が安心し、円滑に在籍学級での学習を継続できるよう支援を行うため、令和6年度より発達障害教育支援員を小学校・義務教育学校前期課程全校に配置しています。

専門家による訪問相談

 学校からの要請に応じて、医師、臨床心理士などの専門家や都立特別支援学校のコーディネーターと特別支援教育担当の特別支援教育カウンセラー、巡回相談員(教育心理相談員)が児童・生徒の実態観察を実施し、当該児童・生徒に対する学習面や生活面での対応や関わり方等について学校に助言をしています。

巡回相談員(品川区独自の教育心理相談員)

 担当する5~6校(小・中学校、義務教育学校)について2週間に1回程度の間隔で巡回をしています。巡回した担当校においては、児童・生徒の実態把握をはじめ、学校生活における諸課題に対して配慮を要する児童・生徒への対応について学校に助言をしています。

校内委員会と特別支援教育コーディネーターの養成

 各学校で校内委員会を設置し、児童・生徒に対する支援策や個別指導計画の作成をしています。事例検討や最新の情報に触れられるコーディネーター養成のための研修会を継続的に行い、支援の充実を図っています。

お問い合わせ

教育総合支援センター 特別支援教育担当

電話 03-5740-8202
FAX 03-3490-2007