今後の課題

更新日:令和5年4月1日

事務事業評価は、区民の視点に立った効果的・効率的な行政運営をめざして、限られた資源(人材・財源等)の有効活用を図るための行財政改革の手法の一つであるとともに、評価の過程の中で職員の意識改革を図り、区民サービスを向上させていく手法でもあります。
 こうした行財政改革の取り組みの最も重要なことは「継続性」であり、そのためには、職員の意識はもとより、仕組みづくりが重要です。
 平成22年度には、平成18年度にまとめた事務事業評価の課題の解決を図るため、できるだけ簡便な評価手法を取り入れるなど、仕組みの見直しを行いました。
 今回は、平成22年度に構築した事務事業評価の手法を用いつつ、さらにきめ細かい評価を行うため、評価対象事業を細分化し、評価の明確化などの工夫を図りました。また、事業を細分化することで事業数が増大し、評価作業の負担が過大となることがないよう、重点的に見直す事業を抽出し、それ以外の事業については、事業を行っている所管での自己点検を基本にして評価することにより、効率的な評価を行うことができました。しかし、重点的に見直したもの以外の事業の評価においては、評価の判断材料が少なく、多角的な分析が難しいという面もあることから、今後は評価の継続性とその実効性をバランスよく確保できる仕組みの構築について、さらに検討を進めていきます。
 また、区民の皆さまに、区が実施している事業をわかりやすくお伝えし、区とのコミュニケーションツールとして機能させていくほか、区民の代表である区議会をはじめ、区民の意見を外部評価としてどのように取り入れていくかなど、より効果的な実施方法の検討も進めていきます。
 区の事業は行政だけではなく、区民の皆さまの協力を得て初めて達成されるものです。今後もよりよい品川区をつくるため、ご意見をお寄せください。



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