無料スマホアプリ活用で区独自フレイル予防事業を開始 同じ目標の高齢者のつながりが課題を解決へ

更新日:令和7年5月1日


 令和7年5月1日(木)、品川区は高齢者向けフレイル予防事業の一環として、運動など同じ目標を持った5人でチームを作り、チャットで交流することで楽しく目標に取り組むことを目的としたスマホアプリの専用ページを公開した。

 これは、エーテンラボ株式会社のアプリを活用するもので、区専用ページ「チャレンジしながわ」のなかで、65歳以上の区民が無料・匿名で利用できる仕組み。区はこれまでも加齢に伴い心身の活力が低下し、要介護となるリスクが高くなった状態(フレイル)を予防するため、運動を中心とした介護予防事業を行ってきた。その中で、自主的な外出や運動の習慣化、社会参加を継続支援することが課題であったが、同じ環境の高齢者同士で互いに励まし合うことで、自主的、継続的に活動することが期待される。

 また、通年で使い方講座を開催するほか、専用コールセンターも設置することで、スマホ活用に不安を感じる高齢者を手厚くサポートする。これにより、高齢者のデジタルデバイド(インターネット等を利用できる者とできない者の間に生じる格差)問題の解消も同時に目指す。

 同アプリの導入を契機として、地域の多様な主体が参画しながら、人と人、人と資源が世代や分野を超えてつながることで、地域をともに創っていく地域共生社会の実現を図っていく。

※こちらの情報は、上記日付による報道機関向けのプレスリリースを掲載したものです。現在の事業等と内容が異なる場合がございますのでご了承ください。