区は、令年度から新たに「グローバル人材育成海外派遣事業」を開始し、区内在住・在学の中高生10人を本年8月にフィンランドへ派遣しました。このたび、帰国した生徒たちによる成果報告会を令和7年12月6日（土）、品川産業支援交流施設SHIPにて開催します。

　今回の派遣は、従来の姉妹・友好都市（ポートランド市、ジュネーヴ市、オークランド市）との交流とは異なり、個々の生徒の内面の成長や探究に焦点を当てた新たな取組です。

　訪問先のフィンランドは、国連の調査で平成30年から8年連続で「世界一幸福な国」に選ばれており、年齢を問わず個人の意思を尊重する文化や、「SISU（シス）」と呼ばれる困難に立ち向かう粘り強さの精神が根付いています。

　公募により選ばれた中学2年生から高校3年生までの10人は、現地において欧州トップ10に入る経験豊富な教員によるアントレプレナーシップ教育の体験、現地の高校生とのビジネスアイデア創出、英語による街頭インタビュー、在フィンランド日本人との交流を通じ多様なキャリア観に触れるプログラムのほか、森でのネイチャーアクティビティなどを通し、自己開示や振り返りにも取り組みました。報告会では、各自の学びと成長を自らの言葉で発表します。

【帰国報告会 概要】
　日　時：令和7年12月6日（土）午後3時～5時
　会　場：品川産業支援交流施設SHIP（北品川5-5-15 大崎ブライトコア4階）
　内　容：フィンランド派遣生による帰国報告会
　登壇者：フィンランド派遣生（中高生）10人
　　　　　森澤 恭子　品川区長