宝塔寺石造庚申供養塔

更新日:令和6年12月3日

宝塔寺石造庚申供養塔
             
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種別  有形民俗文化財  
指定番号  第七号
所在地  東五反田1-2-29 宝塔寺
指定年月日  昭和55年3月11日
見学  可
詳細  宝塔寺境内に保存されている庚申塔は二基ある。一基は板碑型で、高さ 一〇七・〇、台石一三・〇センチメートルで、寛文八年(一六六八)の造立。もう一基の笠塔婆型の方は、高さ一〇八・〇センチメートル(笠石三ニ・〇、搭身七六・〇)台石一五・〇センチメートルで、寛文十二年(一六七二)の造立である。
 碑面に、両基とも「南無青面金剛守護所」とあり、三猿の下に施主名が列記されている。いずれも旧大崎村の住民と思われるが、六名と八名の施主名に同一人物の名はない。二基とも、元は宝塔寺の隣りにある雉子神社境内に造立されたものであり、明治以降、雉子神社の別当寺であった宝塔寺境内に移されたものである。旧大崎村の人々による庚申信仰の存在を示すものとして、また、庚申信仰に青面金剛が主尊として登場する、初期の形が見られる貴重な史料である。
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