宝塔寺板木

更新日:令和6年12月3日

宝塔寺板木
             
 有形民俗14_宝塔寺板木.jpg

種別  有形民俗文化財  
指定番号  第十四号
所在地  東五反田1-2-29 宝塔寺
指定年月日  昭和57年2月10日
見学  不可
詳細  天台宗宝塔寺にある各種の板木は総数二六枚。御札板木は宝塔寺元三大師堂の大師信仰関係のもので、角大師、豆大師の御札を摺るためのものである。
その内訳は御札板木五枚、御供米袋板木二枚、御籤板木一七枚、富興行取極書板木二枚である。
 御籤板木は文化七年(一八一〇)に作られたもので、一番から百番までの札が全部揃っている。また、富興行取極書板木は富籤の当たり籤の順番や、賞金の引渡し方法が示されており、最後に願主宝塔寺とあることからみて、江戸後期のある時期に当寺で富籤興行が行われたことがあると考えられる。
 宝塔寺のこれらの板木は、江戸期の宝塔寺周辺の庶民信仰、娯楽の状態を示すものとしてまた板木が使われることが少なくなり滅失しているので、これほど多くの板木が残っているのは好資料である。
お問い合わせ

庶務課文化財係
電話:03-5742-6839(直)
FAX:03-5742-6890