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雉子神社祭礼幟
更新日:令和6年12月3日
雉子神社祭礼幟 | |
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種別 | 有形民俗文化財 |
指定番号 | 第二十五号 |
所在地 | 東五反田1-2-33 雉子神社 |
指定年月日 | 平成2年3月13日 |
見学 | 不可 |
詳細 | 雉子神社は、大崎三ヵ村(上大崎村・下大崎村・谷山村)の鎮守であり、享和三年(一八〇三)に、三ヵ村の氏子が費用を拠出して製作し、寄付したものである。 木綿布の中央に、黒字で社号を大きく染め抜き、右側に小さく年月、左側に筆者の署名を黒字で、その下の筆者の落款を朱色で染め抜いている。下方に氏子三力村の村名を列記し、氏子中と記している。上方に注連縄を藍・茶など複数の色で描いている。 神社の祭礼に際して祭礼幟を掲揚することは、江戸時代から明治時代にかけて盛んに行われた習俗で、神社の入口に柱留めの石柱がよく見られるのも、この風俗の広がりを示している。しかし、幟自体の出存例は、その材料が布であるため少数であり、特に十九世紀初頭のものは希少である。また、この幟のように、黒以外の赤・藍・茶の色を使用している点も特異であり、この祭礼幟は貴重なものである。 一旒は保存状態が良好であるが、他の一旒は下半分を失つている。 |
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