大正六年銘道標

更新日:令和6年12月3日

大正六年銘道標
              
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種別  史跡  
指定番号  第三号
所在地  西品川3-16
指定年月日  昭和53年11月22日
見学  可
詳細  大正六年(一九一七)造立の比較的新しい道標で、三ッ木台地から目黒川に下る三叉路に建てられた。高さ九〇・〇、幅正面・背面二六・五、左右側面二四・ニセンチメートルの角柱型で、安山岩でできている。
 正面に「マエ(横書)オホヰ道」、左面に「マエ(横書)へビクボ道」、背面に「マエ(横書)キリガヤ道」と彫られ、右面には造立年代を反映して「マエ(横書)オホサキテイシャバ道」と刻まれている。
 江戸時代に多い角柱型を踏襲しているが、四面に刻まれた文字は片仮名の記名で、近代らしい面影を伝えている。「ティシャバ道」という表現も、前後左右共に、「マエ」という表記も興味深い。
 道標としての目的だけで造られたもので、よく見られる供養塔を兼ねたものではないが、道標そのものが少なくなった現在、区内に保存されている他の道標と同様、価値があるものである。
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