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戸越公園で松の菰(こも)はずし

更新日:2010年2月10日

菰はずし1
菰をはずすと幹に害虫の卵が菰の中に害虫の卵害虫
2月10日(水)、区立戸越公園(豊町2-1-30)で、松の木の菰はずしが行われました。

この菰は、昨年の11月に園内の松43本に巻いたものです。菰はわらでできていて、幹の一番下の枝下に巻き、寒い季節に温かい菰の中に潜り込んで越冬する害虫の幼虫や、卵を捕まえて駆除します。農薬を使わずに害虫を駆除するので、環境にやさしい害虫駆除方法といわれています。

わらの上部はゆるく、下部はきつく結び、魚を捕まえるヤナのように、虫が中に入ると出られなくなる工夫がされています。虫が動き出す啓蟄(今年は3月6日)の前にはずすのが良いとされ、通常、はずした菰はまとめて焼いて害虫を駆除します。

戸越公園では、毎年、立春を過ぎたこの時期に行われ、はずした菰は都心で焼くことが難しいため、ごみ袋に入れて廃棄しています。

この日は、午前中から2人がかりで作業し、約2時間で43本の松の菰をはずしました。中にいる害虫を落とさないよう、静かに菰をはずし、巻いてあった部分に卵や害虫がついていないか、幹周りを丁寧に観察し、卵や害虫がついていた場合は、剪定ばさみでつぶして駆除しました。

公園管理者は「今年はついている卵の数が多い。成虫になっている虫も多く、2、3日遅れていたら害虫が逃げ出していたところ。タイミングが良かった」と笑顔を見せていました。

また、散歩で同公園を訪れたという近隣に住む女性は「たくさん害虫が入っているんですね。(菰巻きにも)ちゃんと意味があるんですね」と、感心しながら作業を見つめていました。