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品川歴史館企画展「描かれた100年前の品川-竹内重雄のスケッチより-」

更新日:2015年2月17日

大正八年の大井町浜川の風景図のレプリカの前で
展示中の原画の前で原画のレプリカの上で原画を鑑賞する来館者生活の風景コーナー商店あれこれ 酒屋さん遠足と汽車
区立品川歴史館では、3月22日(日)まで、企画展「描かれた100年前の品川-竹内重雄のスケッチより-」を開催しています。

竹内重雄は、明治43年(1910年)、大井町浜川(現在の東大井2丁目)の地に生まれ、平成3年(1991年)に81歳で生涯を閉じた郷土画家です。少年時代に描きためていたスケッチをもとに、昭和40年代頃より20年を費やし、幼年時代を思い出しながら、大正時代の品川界隈の風景や風俗を水彩画で描き続けました。没後、遺族の意志により原画は品川歴史館に寄贈されました。

今回の展覧会は、約50点の原画を展示するもので、「品川界隈の風景」「海辺のくらし」「電車の通る風景」「生活の風景」「わらべうたいろいろ」のコーナーに分け、大正時代、今から100年前の品川の様子を展示しています。

展示作品の一点「遠足と汽車(大崎駅発)」は、当時の様子を良く伝えている作品です。機関車、客車や、右から「おほさき」と書かれた駅名標の様子だけでなく、描かれた生徒たちの袴姿、付き添いの母親の和服姿も大変興味深いものです。また、引率する先生は山高帽子に学生服を思わせる詰襟の洋服で、腰には弁当を下げ、ニコニコした顔で案内をしています。

竹内重雄は、昭和62年(1987年)に発刊した画文集『大正風俗スケッチ 東京あれこれ』(図書刊行会)のあとがきで「私が描きためた絵は、古き佳き時代と言われる大正期の社会相の断面を描いているものが結構多かった。これらをまとめたら、当時を知る手懸かりになるし、わずかなりとも時代考証への寄与にもなると秘かに考えた次第である」と記しています。

このように、当人も記しているように、展示作品は当時を懐かしく偲ぶだけでなく、100年を経た今日、大正時代の品川の姿がよみがえる資料としても大変貴重なものです。

品川区立品川歴史館
■住所   品川区大井6-11-1
■開館時間 午前9時~午後5時(入館は4時30分まで)
■休館日  毎週月曜日
■観覧料  一般:100円、小中学生50円(20人以上の団体は2割引)※常設展観覧料込み
※70歳以上、障害のある方(および介護の方1人)、品川区立の小中学生は無料