しながわ子ども食堂フォーラム 初開催

更新日:平成29年6月17日

フォーラムの様子
挨拶する濱野区長近藤博子さん薄葉聖子さん話を聞く参加者保健所職員による講義
~ 品川区内の「子ども食堂」ネットワークづくりのために ~

 「しながわ子ども食堂フォーラム」を6月17日(土)、中小企業センター(西品川1-28-3)で初開催し、約80人が参加しました。

 このフォーラムは、子ども食堂と子ども食堂に対する区の支援方針への理解を深めてもうとともに、今後構築する「しながわ子ども食堂ネットワーク」への参加を促すことが目的です。

 同ネットワークは、子ども食堂の区内での新規開設や継続的に運営を行うための支援として、情報を一極集中し共有できるネットワークを整備し、将来的には、子ども食堂に関心のある企業(食材や物を提供する側)と子ども食堂(提供を受ける側)のマッチングも行う予定です。

 フォーラムの開催に先立ち濱野区長が「十分に食べられない子ども、一人で食べている子どもたちを、みんなで支え合うことが必要です」とネットワークの構築の重要性について語りました。

 講話では、「こども食堂」の名付け親である近藤博子さんは、自身が運営している「気まぐれ八百屋だんだん」(大田区)で週1回オープンしているこども食堂を紹介しながら「大人も子どもも、とても忙しい現代、こども食堂は、皆がほっとできる場として機能しつつあります」と、こども食堂の役割について話しました。
 次に、クロモンカフェ店主の薄葉聖子さんが「クロモンこども食堂」(北品川2)を開いたいきさつと食堂のルールを紹介し「本当に“こども食堂”を必要とする子どもたちが来ることができる場として運営したい。それぞれの町でそれぞれのこども食堂があるといい」と、こども食堂にかける思いを語りました。

 広報しながわを見て参加した女性は「区内に、子ども食堂を必要とする子どもたちがいるということを初めて知りました。自分も何か力になれればと思います」と話しました。

 また、品川区保健所職員による食品衛生の基礎講座も行われ、参加者は熱心にメモを取っていました。さらに、交流会では、講師の二人を交え、子ども食堂を運営している人、手伝いたい人などが意見交換や悩み相談などをし、支え合いの輪が広がる第一歩となりました。