男女共同参画推進フォーラム2019 ダニエル・カールさんが講演

更新日:令和元年11月9日

カール氏による講演のようす

講演を行ったダニエル・カール氏 企画運営委員の皆さん 冒頭であいさつをする和氣副区長
参加者の質問に答えるカール氏 笑顔で講演を聞く参加者 ホールで行われたパネル展示

 男女共同参画推進フォーラム2019が令和元年11月9日(土)に大井町駅前のきゅりあん小ホールで開催されました。

 このフォーラムは今回で42回目。区民一人ひとりが互いに人権を尊重しつつ責任を分かち合い、能力と個性を発揮できる男女共同参画社会の実現に向けて、毎年この時期に開催しています。公募の区民が運営委員として企画・運営を行っており、今回は5人のメンバーが春から準備をしてきました。

 今年はタレントで山形弁研究者のダニエル・カールさんが、「気づいて!アンコンシャス・バイアス~ちょっと待って!それは先入観ではありませんか?~」をテーマに講演を行いました。カールさんのユーモアたっぷりの山形弁の講演に会場は温かい雰囲気に包まれ、参加者は時には笑い、時には真剣に、話に聞き入っていました。

 講演前に和氣副区長が「ついつい私たちは”みんな同じ感覚を持っている”と思いがちですが、一人ひとりはみんな違います。そのことを自覚することがとても大切だと考えています。本日の講演を通して、多様性を認め合い、より柔軟な思考で自分らしく生きるヒントを得て、皆さまが生き生きと生活していただけたら幸いです」とあいさつ。また、企画運営委員5人を代表して大竹委員が、「生まれ育った場所や環境はみんな違います。自分自身の価値観を大切にするとともに、相手の価値観も大切にしていくことで、思い込みが作り出すコミュニケーションの壁を取り払い、より素敵な社会ができると考えています」とフォーラムへ込めた思いを話しました。

 会場ロビーには、性の多様性に関するパネル展示や、企画運営委員のオススメ本コーナーなどを展示。また、“私の思い込み体験談”ボードを設置し、講演を聴いた来場者がそれぞれ「思い込んでいたこと」を付箋に記入し貼りました。このパネルは、来年度のフォーラムまできゅりあん3階男女共同参画センター交流室で展示しています。ぜひご覧ください。