子ども食堂運営者等向け衛生講習会を実施

更新日:平成31年3月8日

講習会のようす
講師を務めた嶋津さん 手の汚れ具合を調べる メモを取りながら聞く参加者

 子ども食堂運営者等を対象にした衛生講習会が平成31年3月8日(金)、品川区社会福祉協議会(大井1-14-1)の会議室で行われました。

 この講習会は、食品衛生に関することや、食中毒・食品管理についての理解を深め、今後の子ども食堂の運営に役立てることを目的に、しながわ子ども食堂ネットワーク事務局(社会福祉協議会内)としながわCSR推進協議会員の(株)モスフードサービスとの連携企画により初めて実施されました。同社は昨年より、定期的・継続的に、子ども食堂へ消毒液等の支援を行っています。この日の講師は同社のグループ会社である(株)エム・エイチ・エスの店舗指導グループ インストラクター チーフリーダーの嶋津 千智さんが務めました。

 講習会では、食中毒の定義や細菌が繁殖しやすい条件、日本における食中毒発生人数が多い菌などの話から始まり、食中毒の予防方法や、正しい手の洗い方について説明が行われました。また、人体にいかに微生物が多いかを説明したのち、参加者の中から代表を選び、ATPふき取り検査(洗浄度をその場で正しく測定する検査法)を行い、手を洗う前と洗った後でどのくらい汚れに違いがあるのかを数値を用いて解説しました。

 講習会後の質疑応答では、「子ども食堂で使用している布巾の洗い方や保管方法はどうしたらよいか」「食器を洗う用のスポンジはどうやって管理するのがよいか」など、子ども食堂の運営を実際に行っている中で生じた質問が多く聞かれ、講師はその一つ一つに丁寧に回答していました。

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