子ども食堂運営者等向け衛生講習会を実施

更新日:令和元年10月30日

講習会の様子

講師を務めた島津さん メモを取りながら講義を聞く参加者たち 講義後に行われた手洗いチェック
  

 子ども食堂運営者等を対象にした衛生講習会が令和元年10月29日(火)・30日(水)に、品川区社会福祉協議会(大井1-14-1)の会議室で行われました。

 この講習会は、食品衛生に関することや、食中毒・食品管理についての理解を深め、今後の子ども食堂の運営に役立てることを目的に、しながわ子ども食堂ネットワーク事務局(社会福祉協議会内)としながわCSR推進協議会員の(株)モスフードサービスとの連携企画により、昨年度より実施されています。同社は、定期的・継続的に、子ども食堂へ消毒液(モスコールNV)等の支援を行っています。
 講習会の講師は昨年に引き続き、同社のグループ会社である(株)エム・エイチ・エスの店舗指導グループ インストラクター チーフリーダーの嶋津 千智さんが務めました。

 講習会では、食中毒の定義や細菌が繁殖しやすい条件、日本における食中毒発生人数が多い菌などの話から始まり、ノロウィルスなど食中毒の予防方法や、正しい手の洗い方について説明が行われました。また、人体にいかに微生物が多いかを説明したのち、参加者の中から代表を選び、ATPふき取り検査(A3法:洗浄度をその場で正しく測定する検査法)を行い、手を洗う前と洗った後でどのくらい汚れに違いがあるのかを数値を用いて解説しました。

 参加者は「食中毒への対策は、”手洗いに始まり手洗いに終わる”という話を聞いて、手を洗うことの大事さを再確認しました」「消毒の方法など、とても勉強になる話が多かったです。たくさんの子どもたちに安全で美味しい食事を提供するために、これからも食品衛生に気を付けていきたいです」と感想を話していました。

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