HYM(豊葉の杜)科学研究所 研究発表会

更新日:令和2年12月5日

  
  

  区立豊葉の杜学園(二葉1-3-40)で令和2年12月5日(土)、HYM(豊葉の杜)科学研究所の児童・生徒研究発表会が開催されました。

 HYM科学研究所は、児童・生徒に活躍できる学習の場を提供し、一人ひとりが自主的に科学をテーマに課題を見付けて研究活動に取り組むことで、新たな発見そして積極的に取り組む力を身に付けることを目的に、令和2年度から始まりました。
 メンバーは、研究計画書を提出し、選抜された同校の5年生から9年生までの生徒・児童5名。白衣を着用し研究員として、金曜日の放課後や土曜日に月3~4回活動してきました。

 この日は、初めに二宮校長が「自分の好きなことを伸ばせる場を学校に作ることで、児童・生徒一人ひとりが頑張れるようにし、多様性を生かしながら学校全体の活性化を図れるようにしています。このHYM科学研究所は、科学が本当に好きな子が集まっています。今後、この経験をとおして色々な場所で活躍する人が本校から出ると良いなと思っています」とあいさつがありました。
 
 続いて、研究員一人ひとりが活動してきた研究成果を、同校の保護者や教職員、品川コミュニティ・スクールの関係者などに向けて発表しました。
 「カブトムシの蛹が出す周波数と幼虫の反応について」「野草から読み取れる学校周辺の土壌の様子」「池の中の微生物についての仲間分け」「細菌の増殖・細菌と生物の関係について」「細菌の増加量と変化の回数を応用した牛乳処理法」をテーマに、研究の結果だけでなく、新たな課題や今後の取組についても報告されました。

 最後に、これまでの活動で子どもたちに指導・助言をしてきた同研究所所長(校区教育協働委員)の牧野先生は「データを出すのに何回もチャレンジするなど広い視野をもって取り組んでいました。そして、自分で考え、得た知識を研究員同士で伝え合っていました。5人それぞれが課題をもって研究に取り組んできましたが、5人の知恵が入っている研究結果です。自分だけでなく研究はみんなでやっていくことを理解し、実践していたと思います」と伝え、これまでの活動や成果を評価しました。


【これまでの活動の様子はこちら】
11月6日:白衣を着て研究「HYM(豊葉の杜学園)科学研究所」開催