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親子で楽しく防災体験~夏のランタンづくり~
更新日:令和4年8月14日
「親子で楽しく防災体験をしよう」を、令和4年8月14日(日)にしながわ防災体験館(区役所第二庁舎2階)で開催しました。
このイベントは、防災について親子で楽しみながら学ぶために「しながわ防災体験館」が企画。
今回のテーマは、「夏のランタンづくり」。講師を防災体験館のスタッフが務め、区内の親子4組10人が参加しました。
初めに、防災についての講義が行われました。講師がプロジェクターに写真を表示し「これは何だと思いますか」と子どもたちに問いかけます。子どもたちは首をかしげていました。「正解は東京の夜間の上空写真です」と、講師が日中の写真も隣に映し、夜の写真が、なぜこんなに明るいのでしょうか。まず、車。そして、コンビニ。自動販売機や街灯など、電気が点いているものがいっぱいあるので、東京は夜でもとても明るいのです。昨日の台風でも、千葉県や静岡県で停電が起きていましたが、地震、大雨などの災害で送電線が壊れると、停電になってしまいます。信号機や街灯も点灯せず、生活に大きな影響が出ます。防災ハンドブックにも書いてありますが、懐中電灯やランタンなど明かりになるものを、非常用の持ち物の中に準備しておいてくださいと、災害時の備えの必要性について説明しました。
続いて、ランタンづくりが始まります。講師が「みなさん、真っ暗だと不安になりますよね。そんなとき、今日これからつくるランタンを点けてもらえたらと思います。暗やみで作業をしたり、歩いたりすることは難しいと思いますが、少しの明るさがあるだけで、不安が和らぎます」と話しながら、材料を配布します。使用するのは、太陽光で充電できるライト。瓶の蓋に取り付けてあります。夏のランタンづくりということで、瓶の中には海中を表現します。白い砂、貝殻、消しゴムでできた海の生物やサンゴ、シールや鮮やかなマスキングテープが配られました。子どもたちは瓶の中に入れる消しゴムを選び、どこに何を配置しようかと真剣な顔で考え、思いおもいの場所にシールを貼り、貝殻を飾り付け、蓋を閉めると、世界にひとつだけのランタンが完成。電気を消して、どのように光るかをみんなで確認。子どもたちは「きれい」「結構、明るい」とランタンを見ながら話していました。
最後は、「災害時のトイレ」について学習。自宅のトイレは下水管などが破損していないことを確認できるまで流してはいけないことや、仮設トイレの衛生面の問題点、「携帯トイレ」の必要性や使用方法、凝固剤の作用を体験し、イベントは終了しました。
子どもたちは「楽しかった。思ったよりうまくできた」「災害時のことが勉強できた」と感想を話していました。