親子で楽しく防災体験 防災音当てゲーム&芳香剤づくり

更新日:令和4年9月11日

クイズに答える子どものバックショット広め
クイズに答える親子 河川が危険水域に達した時に流れるアラートの説明 クイズに答える参加者
災害時のトイレについての学習 芳香剤を作る親子 完成した芳香剤

 「親子で楽しく防災体験をしよう」を、令和4年9月11日(日)に、しながわ防災体験館(区役所第二庁舎2階)で開催しました。
 
 このイベントは、防災について親子で楽しみながら学ぶために「しながわ防災体験館」が企画。
 今回のテーマは、「防災音当てゲーム&芳香剤づくり」。講師を防災体験館のスタッフが務め、区内の親子6組17人が参加しました。

 初めに、災害発生時に取るべき行動について学習。「地震がおきたら机の下に隠れ頭を守る」「地震発生時にはブロック塀から離れる」「台風や大雨が降っているときは川に近づかない」など、危険を回避する方法が説明されると、子どもたちは手を上げて大きな声で「はい!」と返事をしていました。

 続いては、緊急地震速報や災害発生の危険を知らせる※Jアラート(全国瞬時警報システム)などについて説明。大きな地震が来ることを告げる「緊急地震速報」、河川の水位が警戒・危険水位に達したことを伝える「行政防災無線のサイレン」、ミサイルが飛来する可能性がある「Jアラート(全国瞬時警報システム)」について、それぞれのアラート音を確認し、その際に取るべき避難行動を学びました。また、学習した3つの音がランダムで選ばれ、流れている音が何を表しているかを当てるクイズを実施。子どもたちは音の種類を判断し、地震・河川・ミサイルと書かれたうちわを上げていました。

 ほかにも、「災害時のトイレ」について学習。災害発生直後は自宅のトイレが使えないことなどを確認したほか、携帯トイレに使用する凝固剤の作用を体験しました。最後に、携帯用トイレの凝固剤を使った芳香剤作りを体験。少量の水にインクを入れて色を付け、グレープフルーツなどのエッセンシャルオイルと凝固剤を入れてかき混ぜたら芳香剤の完成。子どもたちはさっそく香りをかいでみると、「良いにおいがする」と笑顔を浮かべていました。
 参加者は「水に携帯トイレの凝固剤をいれると、ゼリーみたいになるのが面白かった」「ミサイルが飛んでくるアラート音を初めて聞きました。大人になっても防災について学ぶことはまだまだあります」と感想を話していました。

※Jアラート(全国瞬時警報システム)とは、緊急地震速報、津波警報、弾道ミサイル情報など、対処に時間的余裕のない事態に関する情報を携帯電話等に配信される緊急速報メール、市町村防災行政無線等により、国から住民まで瞬時に伝達するシステムです。