品川区ファミリー・サポート・センター 提供会員養成講座を開催

更新日:令和5年1月26日

園児と講習参加者
注意事項を聞く保育体験者 話を聞く保育体験者 菊池園長が説明
砂遊び 保育園から外遊び場へ移動 鬼ごっこ
救命講座広め 胸骨圧迫訓練 AED使用方法説明
修了証 修了証を受け取る参加者 修了証手渡し広め

 品川区ファミリー・サポート・センターの提供会員養成講座が、令和5年1月26日(木)と27日(金)の2日間、大井ファミリー・サポート・センター(大井1-14-1)で開催されました。

 ファミリー・サポート・センター事業とは、子育ての手助けがほしい方(依頼会員)と、子育ての手助けをしたい方(提供会員)が会員になり、地域の中で子育てする会員組織の相互援助活動です。

 今回の講座はその一環として開催され、子育てボランティアを育成し、地域全体で子育てを支える仕組みをつくることが目的です。

 26日は、ファミリー・サポート・センター事業の概要や活動を通しての実践報告・質疑応答などを実施。

 27日の午前中には、1~5歳児の行動特性を理解することや、さまざまな場面における保育者の関わり方等について学ぶことを目的に区内保育園で保育実習を実施。南ゆたか保育園(豊町4-17-21)では、二人が保育を体験し、菊池園長から「子どもの目線と気持ちになって接してください」とアドバイスを受けた後、さっそく子どもたちと対面。1歳児の保育を実習した受講者は、園庭で子どもと一緒に砂遊びをしながらも、子どもたちがけがをしないようにしっかりと見守っていました。4歳児の保育を実習した受講者は、同園の近くにある杜松ホーム(豊町4-24-15)で子どもたちと一緒に外遊び。保育園からホームまでは、「横断歩道では手を挙げる」「歩くときは広がって歩かない」など、車に気を付けながら移動し、ホームでは子どもたちと一緒に鬼ごっこなどを楽しみました。体験者は「子どもたちがとても可愛かったです。保育士の仕事は大変だと思いますが、喜びや達成感があると思います」と感想を話していました。

 午後には、大井ファミリー・サポート・センターで、(公財)東京救急防災協会の皆さんが講師となり、普通救命講習を実施。胸骨圧迫・人工呼吸の心肺蘇生法と、AEDの使用方法について学習し、2日間を通して全てのプログラムを終了した証として、全員に修了証が手渡されました。

 参加者は「内容の濃い2日間でした。学んだことを地域の子育て活動に生かします」と意気込みを語っていました。