介護職員に伝える感謝の想い しながわふれあいメッセージ表彰式を初開催

更新日:令和5年1月20日

賞状を受け取る福島さん
事業を説明する福祉部長 金賞を受賞した福島さん 金賞の喜びを話す
銀賞を受賞した林さん 受賞した内藤さんのスピーチ 受賞の喜びをスピーチ

 区内介護事業所の利用者やその家族を対象に募集した感謝の想い“しながわふれあいメッセージ”の表彰式を、令和5年1月20日(金)に行いました。

 この事業は、人材不足が深刻な問題となっている介護職の魅力発信につなげることや、介護職員の意欲向上を目指すため、今回初めて実施しました。
 令和4年7月11日から8月31日までの期間、同事業に参加した83の区内介護事業所の利用者およびその家族から、事業所や介護職員へ宛てた感謝のメッセージを募集。区内福祉関連団体等から選出した委員による選考委員会を実施し、応募があった計164作品の中から、金賞・銀賞・銅賞・在宅サービス特別賞・入所サービス特別賞を選考しました。

 金賞は、品川区ヘルパーステーション東品川第二にメッセージを送った福島 由吏子さん。表彰状を受け取った福島さんは、「昨年12月に在宅で母を看取りましたが、最後の日まで隣に寄り添うことができたのは、毎日来ていただいていたヘルパーさんの支えがあったおかげです。今も介護で大変な思いをしている方もたくさんいらっしゃると思いますが、一人で抱え込まずに誰かに相談することが大事と伝えたいです」と語りました。
 また、メッセージを送られた品川区ヘルパーステーション東品川第二 管理者の藤田 奈緒子さんにも区から表彰状が送られました。藤田さんは、「メッセージを読んで、私たちの気持ちが利用者の方に伝わっていることが実感でき、とても励みになりました。これからも皆さんに寄り添ったサービスが提供できるように精進していきます」と話しました。

 区は来年度も同様の事業を継続し、介護人材の確保に努めるなど「安心して高齢期を送ることのできる協働社会の創造」に向けた取り組みを進めていきます。