区職員向け やさしい日本語講座「日本語でできる行政手続きのご案内」を開催

更新日:令和5年2月21日

テーブルごとにグループワーク
やさしい日本語のポイントを話す竹丸さん 講座に協力してくれた外国人の皆さん 外国人の方をグループに入れてトーク
日本語の文章で難しく感じるところを確認 話し合いながらやさしい日本語のカンペを作成 グループで話し合い
カンペに記入する女性職員 笑顔で会話する皆さん やさしい日本語の実践に挑戦

 区の職員を対象にした やさしい日本語講座「日本語でできる行政手続きのご案内」を令和5年2月21日(火)に区役所で開催しました。

 現在、品川区民の約30人に1人が外国人です。この講座は、区役所の窓口などで、さまざまな国や言語の外国人にやさしい日本語を使って対応できるようになるために実施。区職員17人が参加しました。

 講師を務めたのは、株式会社エルロンの竹丸 勇二 取締役。はじめに、「やさしい日本語ってなに?」をテーマに、やさしい日本語の概要や必要性のほか、区内に住む外国人はアジアの国籍の方が多いことや、英語より、やさしい日本語が分かる外国人の方が多いことなどを説明しました。

 続いて、実際の行政手続きについてやさしい日本語で説明する実践です。今回の研修に協力してくれた6人の外国人留学生の皆さんに各グループに加わってもらい、「転入届」や「出産・子育て応援給付金事業」などについて、どう表現すればより伝わりやすいのか、グループで話し合いながら検討しました。
 その後、自分たちが考えた内容で実際にどの程度伝わるのかを、グループの代表が外国人留学生に向けて発表しました。

 竹丸さんは、「外国人に何かを伝えるには、やさしい日本語の他にボディランゲージや表情も重要です。伝わるためにはなんでもする、日本語を伝えることをあきらめない気持ちを持つことを忘れないでください。今後の日本では、やさしい日本語がとても重要なツールになります。今後もぜひトレーニングを続けてください」と参加者に伝え、研修は終了しました。
 

 ※「やさしい日本語」とは、日本語に不慣れな外国人にも分かりやすい表現にした日本語です。「簡単な言葉を使う」「短い文で話す」「優先順位の高いものを伝える」「文末を最後まで言う」「ゆっくり話す」などのポイントがあります。