啓蟄の初めに戸越公園クロマツのこもはずし

更新日:令和5年3月6日

こもを外す職員
二人がかりでこもを外す 外したこもに虫がいないか確認 池の近くのクロマツのこも外し

 区立戸越公園(豊町2-1-30)で令和5年3月6日(月)、クロマツの「菰(こも)はずし」が行われました。

 菰はわらで作ったむしろのことで、菰はずしは、立冬の頃に松の木に巻きつけておいた菰を、虫が動き出す啓蟄(けいちつ)の頃に取り外し、中に入っていた害虫を駆除する作業です。啓蟄は二十四節気の一つで、土の中で冬ごもりをしていた虫が、暖かさに誘われて穴から出てくる頃を指し、今年は3月6日から3月20日までの期間です。

 戸越公園では、昨年11月14日に公園内にある34本のクロマツの木に菰巻きを実施。虫たちは冬の間、寒さを避けようとわらの中で越冬しました。
 はずした後の松の樹皮の隙間にも害虫が隠れていないか、慎重に調べながら菰をはずしました。


【戸越公園】
住所:品川区豊町2-1
面積:18,255平方メートル
開園時間:終日開園(無休)
入園料:無料
特徴:肥後の国熊本藩藩主細川家の下屋敷跡を公園として整備。池を中心とした回遊式庭園で、大名式庭園の面影を残す区民の憩いの場です。
電話:03-3782-8819(公園管理詰所)
交通機関:東急大井町線戸越公園駅徒歩7分