大井第三地区支え愛活動会議主催 おたがいさま運動区民向け研修

更新日:令和5年2月25日

車いすを押す体験
講義の様子 車いすの操作方法を説明 手のつき方を指導
目をつぶっている人の段差誘導 車いすで段差を越える体験 おたがいさま運動のクリアファイル

 大井第三地区支え愛活動会議主催の「おたがいさま運動区民向け研修」が、令和5年2月25日(土)に大井第三地域センター(西大井4-1-8)で行われました。

 おたがいさま運動は、すべての人にやさしいまちづくりの推進のために実施しているもので、困っている人がいたら助ける、困ったときは「助けて」と言える、そんなことが当たり前にできる「支え合いのまちづくり」を区民みんなで進めていくための運動です。
 今回は大井第三地区の区民を対象に、講義と体験を通して障害のある方への接し方などを学び、相手を理解することの重要性と自分たちに何ができるのかを考える機会にすることを目的に開催しました。

 講師は、共生社会実現に向けさまざまな取り組みを行っている、(公財)日本ケアフィット共育機構の皆さん。
 はじめに、障害者差別解消法の説明や聴覚障害者への接し方についての講義を行いました。「障害のある方へ接する時には、対話することがとても重要です」と参加者に語りかけました。

 続いて、車いす使用者への接し方と視覚障害者への接し方についての体験です。二人一組になり、障害者役と介助者役を交互に務めました。
 車いす体験では、木製の板を段差に見立て、段差を乗り越える方法を学習。また、手引き体験では、介助者の腕を持ち、同じく木製の板の段差を超え、向こう側にある椅子まで誘導していきます。介助者役のみなさんは、やさしく分かりやすいように声をかけながら実践していました。

 研修を終えた参加者は、「今まで困っていそうな方がいたときは見過ごしてしまっていたかもしれませんが、これからは積極的に声かけをしたいと思います」と話していました。