伝統芸能を堪能 「第20回 江戸里神楽を観る会」を実施

更新日:令和5年3月19日

ヤマトタケルのアップ
熊襲のアップ 熊襲と従者のコミカルなやり取り 楽団
女装したヤマトタケルが登場 太刀を抜くヤマトタケル 熊襲を征伐するヤマトタケル
花筐(はながたみ) 品川神社太太神楽「花鎮の舞(はなしずめのまい)」 観客

 「江戸里神楽を観る会」が、令和5年3月19日(日)、六行会ホール(北品川2-32-3)で開催されました。
 
 このイベントは、里神楽を伝承する間宮社中と品川区教育委員会の共催。国指定重要無形民俗文化財である江戸の里神楽を多くの人に知ってもらうことが目的で、今回は4年ぶり20回目の開催となります。

 間宮社中は、多くの神社で演じられた「江戸の里神楽」を現在に伝承し、神話に基づいた演目を上演。間宮社中の「江戸の里神楽」は、区内で唯一、国の重要無形民俗文化財に指定されています。

 20回目の節目となる今回は、第一座に「第1回 江戸里神楽を観る会」でも上演された「熊襲征討(くまそせいとう)」を上演。女装した日本武尊(やまとたける)が熊襲を討伐する話ですが、熊襲兄弟とその従者のコミカルなやり取りも見どころの一つです。
 第二座では、約70年ぶりに「花筐(はながたみ)」を上演。「花筐」は能の“花筐”を題材に里神楽風に編集したものです。

 また、東京都指定無形民俗文化財に指定されている品川神社太太神楽の中から「花鎮の舞(はなしずめのまい)」も演じられ、鑑賞した方は「伝統ある芸能を見ることができ楽しかったです。衣装や動きが優雅で美しかったです」と、感想を話していました。