八潮学園 SDGs学習カリキュラム授業実施

更新日:令和5年3月16日

おひなさまの横で踊りを披露
アントレプレナーについての説明 講義をする水内さん SDGsについて説明
給食について大学生と考える様子 SDGsについて話し合う児童たち 意見交換をする児童たち
スケッチブックにまとめる様子 班の意見を発表する様子 グループワークの結論を発表する児童


 令和5年3月16日(木)、八潮学園(八潮5-11-2)にて6年生を対象にSDGs学習特別授業が実施されました。

 当事業は、未来のために幅広い業界で活躍中の人や社会、団体と一緒に平和な社会づくりにチャレンジするアクションプロジェクト「SDGsピースコミュニケーション」のひとつで、児童が社会・生活環境についての問題意識を持ち、よく考えて行動できるようにすることを目的に実施。元プロサッカー選手の水内猛さんと早稲田大学グローバル科学知融合研究所の学生たちが講師を務めました。

 はじめに、早稲田大学の朝日透教授が「アントレプレナー」について説明。これからSDGsを解決するためにアントレプレナーが必要とされていること、常識を打ち破り、新しいことに挑戦する精神(アントレプレナーシップ)が今後求められていることなどを解説しました。
 次に、水内さんが自身の紹介と挫折した経験、夢や目標を達成するために大切にしていることなどについて話し、頭のトレーニングとしてみずうち体操を実施。児童たちは一緒に頭を使いながら体を動かしていました。水内さんは「夢を叶えるためには創意工夫をしながら毎日続けていけるか、あきらめずにチャレンジする精神と体力をつけることができるかがとても大切です。毎日しっかり栄養をとり、良い睡眠を心掛け、ぜひいろいろなことへ視点を広げ、夢に向かってコツコツ努力を続けてください」と話しました。


 また、早稲田大学の学生たちがSDGsについて講演し、SDGsが制定された背景や目標達成に向けた重要事項について解説。SDGs17つの目標すべての達成のために、未来を担う子どもたちが「アントレプレナーシップ」を持ってさまざまな課題に取り組む重要さなどについて説明しました。
 続いて、児童たちになじみの深い「給食」をテーマに、「アレルギーがあり給食が食べられない人も食べられる給食にするには」「給食を作る際にたくさん出るごみを抑えるには」「給食を残した時の食品ロスを抑えるには」「さまざまな文化をもつ人々にも配慮した給食とは」という4つの課題について考えるワークショップを実施。児童たちはグループに分かれ、課題に対してSDGs17つの目標のうち解決できる目標を選出し、具体的な解決策をグループで考え、発表しました。「Uber給食を使って、余った給食を必要な人へ届ける」「動植物のえさにする」「大豆ミートを使う」など多くの意見が発表され、児童たちは課題解決に向けたさまざまな意見を出し合い、話し合いながらSDGsについて理解を深めました。

 最後に、児童代表が「今回のワークショップで飢餓をゼロにすることについて学びました。グループで意見を出し合い、みんなのそれぞれの意見を少しずつでも実施できるようになればSDGsの解決につながると思います。アントレプレーナーシップを持ってこれから行動できるよう頑張りたいです」とあいさつし、SDGs学習特別授業は終了しました。

 講義を受けた児童は「SDGsはどれも達成できるものであると感じました。世の中にはいろいろな人がいるので、差別するのではなく助けることができるよう世界や環境を変えることが大事だと思いました」「SDGsは難しいものだと思っていましたが、だれでも解決できることだと学びました」と感想を話しました。