しながわ防災学校一般向けコース「語り部~東日本大震災の避難所運営から学ぶ~」開催

更新日:令和5年3月19日

菅原さんによる講義
身振りを加えながら話す菅原さん 講義をする大内さん 手元の資料を読む来場者
講義をする菅井さん パネルディスカッションの様子 パネラーの3人

 
 しながわ防災学校一般向けコース「語り部~東日本大震災の避難所運営から学ぶ~」を、令和5年3月19日(日)に区役所講堂で開催しました。
 
 この講座は、東日本大震災を経験された方の被災体験を自主防災組織および住民視点で語ってもらい、発災時の様子、避難生活の実態、避難所がどのように運営されていたか等を学ぶことを目的に実施。区民33人が参加しました。

 今回語り部を務めたのは、宮城県仙台市宮城野区福住町町内会長の菅原 康雄さん、仙台市地域防災リーダーせんだい女性防災リーダーネットワーク代表の大内 幸子さん、南材地区町内会連合会会長の菅井 茂さんの3人。
 菅原さんは「究極の減災を目指して」をテーマに、お年寄りや障がい者の支援者リストを作成するなど、町ぐるみで減災に取り組んでいる仙台・福住町の地域防災モデル”福住町方式”を紹介しました。

 続いて講義を行った大内さんのテーマは、「東日本大震災から学んだ教訓と多様な視点の避難所運営」。地域の防災リーダーとして活躍されている大内さんが、女性の防災リーダーを増やしていくことの意義や、夏まつりなどの地域のつながりの重要性について自身の体験談などを通して説明しました。
 
 最後は、菅井さんによる「東日本大震災から学んだ地域防災」です。菅井さんが避難所運営に尽力した際に、たくさんの仲間に支えられた経験について話し、地域の人々が助け合う共助の大切さを訴えました。

 講義のあとは、パネルディスカッションを実施。ファシリテーターが語り部の皆さんに質問を投げかけたほか、会場の参加者が質問を記入した用紙を集め、ファシリテーターが代読しました。

 来場者は「実際に被災された方たちの実感の込められたお話を生で聞くことができて、とても良かったです。勉強になりました」「町会の活動に積極的に参加して、今日聞いたお話をみんなに共有したいと思います」と感想を話していました。