「昭和大学公開講座 暮らしと健康」を開催

更新日:令和5年5月13日

昭和大学講堂広め
ファシリテーターの角田教授 腫瘍疾患による死亡率を現したグラフ 座長の矢持教授
講師の大塚教授 メモを取る手元 ロボットでの手術を説明
会場広め 講師の伊藤教授 最先端放射線治療の概念

 昭和大学公開講座「暮らしと健康」を、令和5年5月13日(土)、昭和大学旗の台キャンパス(旗の台1-5-8)で開催しました。

 この講座は、昭和大学と品川区の共催。パートナーシップ講座として実施され、65回目を迎える今回は「~最先端のがん治療、がんで亡くならないために~」をテーマに開かれました。

 はじめに、昭和大学病院腫瘍センター長でもある昭和大学医学部内科学講座腫瘍内科学部門の角田(つのだ) 卓也 主任教授がファシリテーターとなり、がんで亡くなるリスクや、がんの死亡率などをグラフを用いて説明。

 講座では、昭和大学医学部臨床病理診断学講座の矢持 淑子 主任教授が座長を務め、2つの講演が行われました。第一講演の講師は、昭和大学病院食道がんセンターの大塚 耕司 教授。「食道がんに対する最新の低侵襲外科治療について」と題し、身体へのダメージを軽減する“低侵襲外科手術(内視鏡外科手術)”の最先端技術を、大塚教授自ら執刀した食道がん手術の説明を交えながら、分かりやすく解説しました。

 第二講演は、昭和大学医学部放射線医学講座放射線治療学部門の伊藤 芳紀 教授が「体にやさしいがん放射線治療の最前線」をテーマに講演。がんに対する放射線治療の目的や方法などのほか、放射線治療の先端技術などについて説明しました。

 参加者は、「食道がんに不安がありましたが、今回話を聞いて少し安心しました。最先端の技術のすごさに驚きました」と感想を話していました。