幼虫や成虫をプレゼント 「カブトムシをそだてよう!」を開催

更新日:令和5年5月13日

ヘラクレスオカブトを囲む
幼虫を掘る男の子 さなぎを発見 大きな幼虫
抽選会には大勢の人が参加 トムシ石田さんのお話 盛り上がる抽選会
ヘラクレスオカブトをもらえて笑顔の男の子 クワガタの森で遊ぶ男の子たち 立派なカブトムシ

 「御殿山の里をきれいに掃除してカブトムシをそだてよう!」 が、令和5年5月13日(土)に御殿山小学校(北品川5-2-6)で開催されました。
 
 このイベントは、校内にある”御殿山の里”をきれいに掃除して、清掃後に”クワガタの森”の小屋で育てられたカブトムシの幼虫を配布するというもので、同校の学校地域支援本部が中心となり企画。あいにくの雨で掃除は中止となりましたが、幼虫の配布には多くの親子連れが列を作りました。
 子どもたちのために用意された腐葉土の中を掘り返すと、幼虫に混ざってさなぎも姿を見せ、手にした子は大喜び。用意してきた飼育ケースに大事そうに収めていました。
 
 そのほか、ヘラクレスオオカブトの成虫5匹をプレゼントする企画も実施。ヘラクレスオオカブトの成虫を提供した(株)トムシ CEOの石田さんは、カブトムシの力でゴミを資源化する活動を行っています。今回、御殿山小学校に寄贈したカブトムシが産業廃棄物を食べて育ったことを説明し、産業廃棄物は飼料や肥料としても役立つことを紹介しました。
 抽選会は大いに盛り上がり、見事当選した子どもは大興奮。また、普段は子どもたちだけでは入れない”クワガタの森”も開放され、熱心にクワガタの幼虫を探す子の姿もありました。
 
 当選した親子に話を聞くと、お母さんは「なかなか幼虫から育てる機会がないので、命の大切さを学びつつ、成虫になれるようにがんばりたいと思います」と話し、お子さんは「背中の羽の模様が特徴的なヘラクレスリッキーという種類のカブトムシで、とてもうれしいです」と笑顔で喜びを語っていました。
 
 イベントを終えて、石田さんは「うちで育ったカブトムシを通して、少しでも子どもたちが環境問題を意識してくれればいいなと思っています。とても盛り上がってくれたので、来年はもう少し数を揃えてまた協力したいです」と話していました。