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品川区国際友好協会日本語教室の生徒が防災訓練を実施
更新日:令和5年5月16日
品川区国際友好協会が主催する日本語教室に通う生徒たちが、令和5年5月16日(火)、昼夜2班に分かれて、区役所内のしながわ防災体験館を訪れ、延べ69人が防災訓練を行いました。
「しながわ防災体験館」は東日本大震災の教訓などを踏まえ、災害から生き延びることを目的として、災害時の正しい知識や技術の習得と防災意識の向上が図れるよう、防災センター2階を全面的に改修した施設です。より多くの区民の皆さんに利用していただけるよう日曜日も開館し、日本語のほか、英語、中国語、韓国語と多言語にも対応しています。
品川区国際友好協会では、週2回開講している日本語教室の授業の一環として、防災訓練を実施。講師を務めた防災体験館の井東さんは「防災のことを一度にすべて覚えるのはむずかしいですが、外国人の方にもこうした機会に少しでも知ってもらえると、いざというときに力を発揮していただけると思います。たくさん体験していってください」と話していました。
はじめに、巨大地震に対する避難行動を動画で学習。その後、地震体験車で実際に揺れを体験しました。実際に体感する震度7の揺れには驚きを隠せない様子で、必死にテーブルにしがみついていました。
そのほか、屋内での火災を想定して、消火器の使い方も体験。消火訓練では「火事だ!119番!」という日本語での発声もあわせて、皆さん真剣に取り組んでいました。
体験を終えた生徒は「私の出身のアイルランドでは地震や津波の経験がなかったので、とても勉強になりました」と感想を話していて、有意義な訓練となった様子でした。