地域の子育てサポーター 「品川区ファミリー・サポート・センター 提供会員養成講座」を開催

更新日:令和5年5月29日

子どもを見守る参加者
保育室広め 子どもを抱っこする参加者 保育士と参加者
ご飯を食べる子ども 食べる様子を見守る参加者 キャベツを食べる子ども
応急手当の講師 講習室広め 胸骨圧迫の練習
AEDの使用練習 修了証 修了証を受け取る参加者
 
 品川区ファミリー・サポート・センターの提供会員養成講座が、令和5年5月27日(土)と29日(月)の2日間、大井ファミリー・サポート・センター(大井1-14-1)や大井消防署(東大井3-6-12)などで開催されました。

 ファミリー・サポート・センター事業とは、子育ての手助けがほしい方(依頼会員)と、子育ての手助けをしたい方(提供会員)が会員になり、地域の中で子育てする会員組織の相互援助活動です。

 今回の講座はその一環として開催され、子育てボランティアを育成し、地域全体で子育てを支える仕組みをつくることが目的です。

 27日は、ファミリー・サポート・センター事業の概要や活動を通しての実践報告・質疑応答などを実施。午後のプログラムでは、和やかな雰囲気の中、保健士・助産師の有馬祐子さんが「子どもの健康」をテーマに講義を実施。新生児人形で抱っこの練習をした参加者は「重たいですね」「かわいい」と感想を話していました。

 29日の午前中には、0~5歳児の行動特性を理解することや、さまざまな場面における保育者の関わり方等について学ぶことを目的に区内保育園で保育実習を実施。北品川保育園(北品川2-7-21)では、0歳児の保育を実習し、座学で学んだことを生かして0歳児を抱っこしたり一緒に遊んだりしながら、保育士の仕事を体験しました。体験者は「何をしたら良いのか分かりませんでしたが、保育士からアドバイスをもらって子どもたちと接することができました。子どもたち一人一人の表情や動きが刻々と変わるのがとても可愛かったです」と感想を話していました。

 午後には、大井消防署で、(公財)東京救急防災協会の皆さんが講師となり、普通救命講習を受講。応急手当の目的と重要性を動画やテキストで確認した後、胸骨圧迫・人工呼吸の心肺蘇生法と、AEDの使用方法について学習し、2日間を通して全てのプログラムを終了した証として、全員に修了証が手渡されました。

 参加者は「普段、子どもと接することがないので保育実習はとても勉強になりました。ひとり親家庭の友だちが多いので、今後は少しでも力になれればと思います」と意気込みを語っていました。