しながわ防災学校「防災区民組織コース(地域防災ベーシックコース)」開講

更新日:令和5年6月4日

講義の様子
消火器の説明 画面に向かって放水 スタンドパイプ接続体験
スタンドパイプ放水訓練 心肺蘇生体験 AED体験
人形を車いすに移す 車いすを押して避難する体験 ワークショップの様子
ワークショップで出た意見 グループごとに発表 参加者に修了証を配布

 しながわ防災学校の「防災区民組織コース(地域防災ベーシックコース)」を令和5年6月4日(日)に区役所防災センター2階の「しながわ防災体験館」で開催し、区民19人が参加しました。

 しながわ防災学校は、区民、防災区民組織、事業者のための学校です。品川区災害対策基本条例に示している、災害の予防・応急・復興対策において、区民、防災区民組織、事業者それぞれの役割を学び、また、各対策活動の実践練習を行うなど、活動の中心となる“しながわ防災リーダー”の育成と、地域防災力の向上を目的としています。
 カリキュラムは、対象者別に設定された「一般向けコース」「防災区民組織コース」「事業所コース」の3コースがあります。

 今回は、「防災区民組織コース」の中の、地域防災リーダーを育成するための「地域防災ベーシックコース」が開催され、防災の基礎、災害発生直前・直後の対策、避難所生活以降の対策、地域で取り組むべき対策というテーマについて、学校のように班に分かれ、1~5限目まで1日にわたり授業を行いました。

 1・2限目は、災害がもたらす被害や影響とその対応の基礎など、過去の事例を参考にしながら、座学を中心に学びました。
 3・4限目では、消火器やスタンドパイプを使用した消火活動や、AEDを使用した救命処置体験、車いすの避難誘導など、実際に体験しながら学習。
 5限目には今まで学んだことを元に、防災区民組織として取り組むべきことを書き出し、5~6人ずつの班でまとめたあと、班ごとに全体へ発表し、参加者全体で共有しました。

 参加した受講生たちは「車椅子の体験を通して、今まで気付いていなかったことが分かりました」「私は消防団に属しているのですが、地域と消防団、そして区の防災組織とのつながりを深めていくこと大切だと改めて思いました」と、今日の学習の感想と今後の抱負について話していました。