アピアランスケア事業 品川区がん対策講演会「がんとの共生社会を目指して」を開催

更新日:令和5年6月8日

講演会会場後ろから
講師の藤間先生 第1部講演の様子 レジュメを見る参加者
2部のシンポジウムの様子 4人のシンポジスト 会場外に置かれたチラシ・パンフレットを手に取る人たち

 令和5年度アピアランスケア事業 品川区がん対策講演会「がんとの共生社会を目指して」を、令和5年6月8日(木)に区役所で行いました。

 アピアランスケアとは、がん治療による脱毛や乳房の喪失など外見の変化に伴う苦痛を軽減するケアを指します。この講演会は、アピアランスケアに関する知識を習得するとともに、助成事業などの概要や留意点等について学び、がん患者等に対する適切な支援方法を理解することなどを目的に開催しました。
 
 1部では、国立研究開発法人 国立がん研究センター中央病院 アピアランス支援センター 藤間勝子センター長が「アピアランス(外見)ケア 自分らしさをを大切にするヒント」と題した講演を実施。 
 続く2部の報告・シンポジウムでは藤間さんが座長となり、品川区内の地域がん診療連携拠点病院であるNTT東日本関東病院と昭和大学病院のがん相談支援センターの専門看護師・相談員が登壇。それぞれのがん相談支援センターの紹介とアピアランスケアの取り組みを報告し、事例を通して、がん患者さんや家族への支援について意見交換を行ったほか、聴講者からの質問にも回答しました。
 最後に、区職員がアピアランスケア補助事業について、助成金申請等の具体的な流れなどを紹介しました。
 
 参加した方は「私はケアマネージャーをしていますが、がん患者の方が増えてきているので、今回参加しました。アピアランスケアというのが外見だけではなくQOLを高めるものだと認識したとともに、品川区にある2つのがん相談支援センターが病気の治療だけではなく複合的な視点で、経済面に対しての相談も受けていると知ることができて、参加してよかったと思います」と話していました。