星薬科大学公開講座「春の薬草見学会」を開催

更新日:令和5年6月10日

星薬科大学公開講座風景の写真
講座風景  メインホール
苗をもらう 温室内 薬用植物園見学
ウェルカムドリンク 抽出実験デモンストレーション ブレンドしているところ
会場風景 生薬正本 薬用植物解説
 
 星薬科大学公開講座「春の薬草見学会」が令和5年6月10日(土)に星薬科大学(荏原2-4-41)で開催されました。
 同講座は区の共催で実施。都心では珍しい同大学内にある薬用植物園の見学会や、生協学生委員会による文化施設案内、アロマセラピー研究部による体験などをする講座で、コロナ禍での中止を受けて3年ぶりに開催され、約300人が参加しました
 
 星薬科大学 須藤浩准教授の講義の後、参加者は自由に植物園や施設内を巡りました。多くの人が訪れた本館・メインホールは、今年の11月で築99年となる、東京でも最初期の鉄筋コンクリート建築。関東大震災、東京大空襲からの被害を免れ、当時の姿を今に残しています。
 
 医薬品化学研究所内のラウンジでは、アロマセラピー研究部の学生によるウェルカムドリンクの提供やカモミールの水蒸気蒸留デモンストレーション、オリジナルティーのブレンド体験などを実施。参加者は学生が解説する効能に耳を傾けながら、独自のオリジナルブレンドティーを作りました。
 
 植物園では、漢方研究部の学生による薬用植物の解説を実施。聞き慣れた漢方薬の成分となる生薬の標本を目にする、貴重な機会となりました。植物園内では温室も開放され、自由に生きた薬用植物を見学。また無料の苗も配られ、みんな喜んで受け取っていました。
 
 参加者は「ようやく公開講座が再開されてうれしいです。身近でこうした植物に触れられ、いろいろと学べるのは楽しいですね」「バナナの木が初めて見られてよかった」などと感想を述べていました。