杉野学園公開講座が、令和5年6月10日(土)に杉野服飾大学(上大崎4-6-19)で開催されました。

　この講座は、杉野学園と品川区の共催で、春季パートナーシップ講座として実施。日本初の男女共学服飾大学である杉野学園の学術研究の成果を広く区民の方々へ提供することが目的です。

　今回のテーマは「洋裁学校とパリ・モード ～クリスチャン・ディオールをめぐって～」。講師は、杉野服飾大学 服飾学部 服飾文化学科の鈴木桜子 教授です。
　クリスチャン・ディオールのデビューコレクションが「ニュールック」として話題になり、世界中のデザイナーに影響を与えたことについて説明や、クリスチャン・ディオールが生きた時代、日本では服飾学校が盛んとなり、全国で開校したことなどを、当時のファッション雑誌の記事をもとに解説しました。
　最後に、クリスチャン・ディオールが日本のファッション業界へ宛てたメッセージを読み上げて講座は終了。参加者は「クリスチャン・ディオールは憧れのブランドなのでとても楽しかった」「海外からどのようにファッション文化が入ってきたのかなど、興味深い内容でとても勉強になりました」と感想を話していました。