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「ゼロカーボンシティしながわ宣言」記念式典
更新日:令和5年6月15日
令和5年6月15日(木)、区は「ゼロカーボンシティしながわ宣言」を行い、環境学習交流施設「エコルとごし」(豊町2-1-30)で式典を開催しました。
この宣言は、区の環境をより良くし、将来の世代にその環境を引き継いでいくことが目的。令和32(2050)年度までに、二酸化炭素排出実質ゼロを目標としています。
式典では、はじめに森澤区長が「区は新たな環境課題や社会情勢の変化に対応すべく、令和5年3月に品川区環境基本計画の中間見直しを実施し、新たに品川区の二酸化炭素排出量の削減目標を、2050年度までに実質ゼロにする、いわゆるゼロカーボンを目標に掲げました。ゼロカーボンシティしながわの宣言を行い、品川区が将来像として掲げる『みんなで創り育てる環境都市』、また『誰もが生きがいを感じ、自分らしく暮らしていける品川』の実現に向け、区民の皆さま、事業所、区が一体となって取り組んでいく契機にしたいと考えています」とあいさつ。
また、渡辺区議会議長が「区議会としても、ゼロカーボンシティしながわの達成に向けて、区と協力しながら皆さまの声を的確に区政に反映させ、さまざまな環境施策を効果的に進め、未来の子どもたちが安心して暮らせる環境の実現に努めていきます」と話しました。
続いて、森澤区長と渡辺区議会議長が、「ゼロカーボンシティしながわ宣言」に署名し、森澤区長が宣言文を読み上げました。
最後に、記念動画「ゼロカーボンシティしながわ ~エコなミライに向けて“今”わたしたちができること~」を上映。なおこの動画は、区公式YouTubeチャンネル「しながわネットTV」でも公開されています。
【「ゼロカーボンシティしながわ宣言」 全文】
地球温暖化に起因するとみられる深刻な気象災害が世界各地で発生しています。
このような現象は当区においても例外ではなく、夏の異常な暑さや集中豪雨、大型台風など、今まで経験したことのない気象災害が、私たちの生命や健康、生活を脅かしています。
2015年に合意されたパリ協定では、世界的な平均気温上昇を1.5℃に抑える努力を追求するという目標が掲げられました。
そして、これを達成するためには、2018年に公表されたIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の特別報告書において、2050年までに二酸化炭素の実質排出量をゼロにすることが必要とされています。
今日、地球温暖化対策は、今を生きる私たちの社会的責務であり、当区においても、これまで以上に区民、事業者、区が一体となって脱炭素エネルギーの促進や省エネルギー活動など、持続可能性という視点を持って果敢に取り組んでいくことが大切です。
「みんなで創り育てる環境都市」を将来像に掲げる品川区は、国際社会の一員として、脱炭素社会の実現に向けて、2050年度までに当区の二酸化炭素排出量を実質ゼロにするゼロカーボンシティを目指し、区民、事業者、区が一体となって取り組むことを本日ここに宣言します。
令和5年6月15日
記念動画「ゼロカーボンシティしながわ ~エコなミライに向けて“今”わたしたちができること~」