「耳の聞こえ講演会」を初開催

更新日:令和5年6月29日

スクリーンと参加者
高齢者地域支援課長あいさつ 講師の小林特任教授 メモを取る手元
スクリーン 第2部講師の福澤さん 会場広め
区職員が説明 補聴器の展示 個別説明会

 「耳の聞こえ講演会」を、令和5年6月29日(木)に、区役所講堂で初開催しました。

 この講演会は、加齢性難聴に関する基本的理解と補聴器の活用や適切な購入方法の周知が目的です。

 品川区は7月から、経済的負担の大きい補聴器購入費用の一部を助成することで、高齢者の社会参加を促し、介護予防などにつなげることを目的に、補聴器を購入した高齢者に対し、上限35,000円を助成する事業を行います。

 講演会は2部構成で実施。1部では、昭和大学大学院保健医療学研究科リハビリテーション分野の小林 一女 特任教授が、「加齢性難聴に関する基本的理解 ~高齢者の耳の聞こえと補聴器の活用について~」をテーマに講演。音が聞こえる仕組みから話がはじまり、加齢性難聴の特徴や補聴器での対応などについて説明し、参加者は熱心に聞いていました。また、いつまでも快聴であるためには、「聴きづらいと思ったら耳鼻咽喉科で診察を受ける」「日常生活に不自由があれば補聴器を試す」「筆談などのコミュニケーション方法も併用する」とアドバイスし、講演を締めくくりました。

 2部は、日本補聴器販売店協会 販売倫理委員会の福澤 理さんが、「最新の補聴器と適切な購入方法」について講演。

 ほかにも、高齢者地域支援課の職員による「高齢者補聴器購入費助成事業」の説明、平塚橋ゆうゆうプラザで聞こえの相談を受けている、言語聴覚士の黒川 容輔さんによる個別相談、補聴器の実機展示・個別説明も行われました。
参加者は「補聴器の購入を考えていたので参加しました。耳の聞こえについての説明や、補聴器を買う際のポイントについて伺えたので勉強になりました」と、感想を話していました。