エコルとごしで「東京で海苔づくり?海苔の作り方や歴史を知ろう」を開催

更新日:令和5年7月2日

海苔のアップ写真
会場全景 講師の滝本さん メモを取る参加者
用意された生海苔 生海苔に触れる 生海苔に触れて驚いている様子
焼海苔と乾海苔 乾海苔を見つめる子ども メモをたくさん記入した資料

 令和5年7月2日(日)、品川区立環境学習交流施設「エコルとごし」(豊町2-1-30)で「東京で海苔づくり?海苔の作り方や歴史を知ろう」が開催されました。

 東京湾で盛んに行われていた海苔の養殖の歴史について学ぶ講座で、子どもたちと保護者50人が参加。
 講師は、お隣の大田区にある「大森 海苔のふるさと館」の職員 滝本さん。江戸時代の中頃から、大田区をはじめとした東京湾沿岸での海苔の養殖が盛んに行われ、味・量ともに日本一を誇り、ここから全国へ海苔生産方式が伝えられました「大森 海苔のふるさと館」は”海苔の本場”大田区で開館し、展示やイベント開催など、地域文化の伝承と創造の場となっています。

 はじめに海苔作りの歴史をクイズや映像資料で学ぶとともに、貴重な古い写真を見ながら海苔作りの工程を学習しました。海苔の旬は寒い冬。冬場毎日のように海苔を素手で収穫していたことや、春から秋にかけてはまた別の作業があり、海苔作りは大変な重労働だったことがわかりました。
 続いて、日本国内で最も食べられている”スサビノリ”を使って、実際に生海苔、乾海苔、焼海苔を見比べました。生海苔や乾海苔は、普段食べている海苔と色や形が違うことに、参加者は驚いていました。そして実際に生海苔に触れ、持ち上げたり、においを嗅いだりと、興味津々。会場は大いに盛り上がりました。さらに乾海苔と焼海苔に触れて、その違いを実感。会場での試食はできませんでしたが、感触や色、香りの違いを親子で楽しんでいました。
 
 参加した子どもは「触ったことのない生海苔と乾海苔に触われて、どういうものかよくわかりました。こういう機会があってよかったです」と感想を話し、メモでいっぱいの資料を笑顔で見せてくれました。